フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ(はてなダイアリーより移行中)

世界選手権個人戦・男E女F

 【無錫(中国)共同】フェンシングの世界選手権第5日は23日、中国の無錫で個人2種目の決勝トーナメントが行われ、男子エペは加納虹輝(早大)が1、2回戦を突破したが、3回戦でヤニック・ボレル(フランス)に14―15で競り負けた。リオデジャネイロ五輪6位の見延和靖(ネクサス)は1回戦でイスラエル選手に3―4で屈した。
 女子フルーレは菊池小巻(専大)東晟良(日体大)上野優佳(埼玉・星槎国際高)がいずれも2回戦敗退。宮脇花綸(慶大)は1回戦で敗れた。

 加納は3回戦で、格上のフランス選手に惜敗。9-14から4連続得点で粘ったが、最後は相打ちで終わった。昨年に続く16強に「ベスト8は必須だったけど持ち越しです」。壁の厚さを痛感させられた。
 大柄で腕が長い選手が有利とされるエペで、身長173センチとかなり小柄だが、運動量とスピードで対抗。2回戦では剣を伸ばす相手の腕を突いて得点を重ねたが、3回戦は距離をうまく取られ、「(相手が)下がる状況が多く、詰められなかった」と悔やんだ。
 シニア大会を転戦して2年ほどで、ワールドカップの表彰台も経験した伸び盛りの20歳。東京五輪に向け、「あと2年ある。成長できると思う」とレベルアップを誓った。(無錫時事)(2018/07/23-19:46)


 見延は不完全燃焼のまま個人戦を終えた。1回戦で格下のイスラエル選手を警戒し、0-0のまま残り1分で勝負に。一発で仕留める自信はあったが、先に失点して1点差で敗れた。「表彰台に立つ姿もイメージできていたが、まさかの試合でふがいない。うまく守られてしまった」と肩を落とした。
 大会前に腰を痛めて調整に苦しみ、この日も調子は上がらなかった。日本のエースは団体戦に向け、「体力は有り余っている。全て出し切るつもりで戦いたい」と誓った。(無錫時事)(2018/07/23-20:16)




男子個人エペ 1回戦
加納(11番シード)15V-14 PAAVOLAINEN Jaakko   FIN(54番)
見延(15番シード) 3-4   FREILICH Yuval Shalom ISR(50番)

2回戦 加納 15V-9 Candelas Ricardo POR

3回戦 加納 14-15V Borel Yannick FRA

準決勝
LIMARDO GASCON Ruben VEN 7V-4   NIKISHIN Bogdan UKR
BOREL Yannick    FRA 15V-11 SVICHKAR Roman UKR

決勝 BOREL 15V-4 LIMARDO GASCON

9位 加納虹輝(早稲田大学)
39位 見延和靖(NEXUS)
86位 山田 優(自衛隊体育学校)
97位 宇山 賢(三菱電気株式会社)


女子個人フルーレ 1回戦
菊池(17番シード)15V-7 MOSKOVSKA Anastasiya UKR(48番)
東晟良(21番)  15V-9 MAARINO Maria    ESP(44番)
上野(27番シード)15V-10 SCHREIBER Ester  SWE(38番)
宮脇(15番シード)10-15V CHENTSOVS Kateryna UKR(50番)

・2回戦
菊池 5-15V  Ross Nicole USA
東  12-15V Hampel Eva GER
上野 13-15V Boubakri Ines TUN

・準決勝
THIBUS Ysaora FRA 15V-2 ERRIGO Arianna ITA
VOLPI Alice  ITA 15V-7 BOUBAKRI lnes TUN

・決勝 VOLPI 15V-12 THIBUS


19位 菊池小巻(専修大学)
22位 東 晟良(日本体育大学)
25位 上野優佳(星槎国際高校)
35位 宮脇花綸(慶應義塾大学)


 明日は
男子個人フルーレ
T64組合せ(7/24)
敷根 崇裕(法政大、16番シード)-VAN HAASTER Maximillen CHN(49番)
松山 恭助(早稲田大21番シード)-GRYGLEWSKI Krystian POL(44番)
鈴村 健太(法政大、22番シード)-LEE Kwanghyun      KOR(43番)
西藤 俊哉(法政大、10番シード)-LLAVADOR Carlos     ESP(55番)

女子個人サーブル
T64組合せ
田村 紀佳 (朝日興業、17番シード)-PEREZ MAURICE Maria Belen ARG(48番)
福島 史帆実(セプテーニHD13番シード)-GKOUNTOURA Theodora GRE(52番)
青木 千佳 (NEXUS、42番シード) -AKSAMIT Monica    USA(23番)
高嶋 理紗 (法政大学、58番シード)  -GULOTTA Loreta   ITA(39番)

○女子団体エペ 参加26ヶ国
日本は15番シード、1回戦で18番シードのスウェーデンと対戦(11時JSTより24ピストにて)
勝つと第二シードのエストニアと対戦。1320JST予定。

○男子団体サーブル 参加26ヶ国
日本は14番シード、1回戦で19番シードのチリと対戦(12時30分JSTより20番ピストにて)
勝つと第三シードのハンガリーと対戦。1450JST予定。

世界選手権・男S女E個人戦

女子エペ1回戦
下大川綾華(テクマトリックス、48番)9-14V HOLMES Katharine USA
古俣 潮里(本間組、47番シード) 12-15V EPEE Laurence   FRA
大石 栞菜(山九、55番シード)   9-15V POPESCU Aria MariaROU
 古俣51位、下大川52位、大石58位。

・準決勝
NAVARRIA Maria   ITA 15V-8  STAEHLI Laura SUI
POPESCU Ana Maria ROU 14V-13 HURLEY Courtney USA

・決勝 NAVARRIA POPESCU

男子サーブル1回戦
島村 智博(警視庁、48番)11-15V HUEBERS Richard   GER
吉田 健人(警視庁、36番)15V-9  LOKHANOV Konstantin RUS
徳南堅太(デロイトトーマツ、63番)12-15V OH Sanguk  KOR
島村48位、徳南63位

・2回戦 吉田 13-15V SZATMARI Andras(4番)HUN
吉田27位

・準決勝
KIM Junghwan KOR(9番) 15V-13 IBRAGIMOV Kamil RUS(5番)
DERSHWITZ Eli USA(3番) 15V-14 KIM Junho KOR(39番)

・決勝 KIM DERSHWITZ

 【無錫(中国)=共同/日経】フェンシングの世界選手権は22日、中国の無錫で個人2種目の決勝トーナメントが行われ、男子サーブルは吉田健人(警視庁)が1回戦でロシア選手に15-9で勝ち、日本勢でただ一人初戦を突破したが、2回戦で昨年覇者のアンドラス・サトマリ(ハンガリー)に13-15で屈した。
 徳南堅太(デロイトトーマツコンサルティング)と島村智博(警視庁)は1回戦で敗退。女子エペの下大川綾華(テクマトリックス)古俣潮里(本間組)大石栞菜(山九)は1回戦で敗れた。

 男子サーブルの吉田はあと一歩で金星を逃した。1回戦で今年の世界ジュニア選手権覇者のロシア選手を破り、勢いに乗って臨んだ前回王者のサトマリとの2回戦。互角の展開から、勝負どころで痛恨の失点を許した。
 7-13から5連続ポイントで巻き返して12-13。ここで相手に先に剣を振らせる作戦に出たが、足を使って攻撃を避ける狙い通りの動きができずポイントを許した。「勝てる試合だった。決めていたことをやり切れなかった。自分の弱さが出た」と唇をかんだ。
 「世界にも劣っていない」と自負するスピードを武器に成長を遂げ、世界ランキングは男子サーブルの日本勢トップの36位まで上げた25歳。「いい試合ができる手応えはある」と収穫を口にした。(無錫・時事)(2018/07/22-19:12)

 女子エペの下大川は終盤に突き放された。3月に右膝の手術を受けた影響で、持久力にやや不安があったそうで「最後、苦しい時に息が切れてしまい、なかなか点を取りにいけなかった。ベスト(の状態)では戦えなかった」と落胆した。
 2016年リオデジャネイロ五輪代表を逃し、約半年間休養したが「体はまだできる」と復帰。昨年にグランプリ大会で3位となるなど、安定した成績を残していた。それだけに、けがが恨めしそうで「なかなかうまくいくものじゃない」と嘆いた。(サンスポ/共同)

 ◇もう少しだった
 島村智博 自分のフェンシングでどれだけ勝負できるかだった。もう少しだった。団体はまずベスト8を目標にしたい。
 ◇相手が上
 徳南堅太 相手は世界ランキング2位で、不足はなかった。もう少しというところでやられた。相手の方が上だった。
 ◇自信につながる
 大石栞菜 出られたことが今後の自信につながる。64(決勝トーナメント)に入れたのは大きかった。
 ◇修正できなかった
 古俣潮里 試合の中で修正できなかった。合わせることしかできなかった。(時事)(2018/07/22-19:47)



 ちなみに、これ書いてる22:08時点、CCTV6はちゃんと映ってる。と思ったら、女子エペの決勝で紙芝居に。。。(いや、画像動かないで英語音声だけ流れてるから、紙芝居よりひでーな)


 てなわけで、明日は
女子個人フルーレ
T64組合せ
菊池(17番シード)-MOSKOVSKA Anastasiya UKR(48番)
東晟良(21番)  -MAARINO Maria    ESP(44番)
上野(27番シード)-SCHREIBER Ester   SWE(38番)
宮脇(15番シード)-CHENTSOVS Kateryna  UKR(50番)


男子個人エペ
T64組合せ
加納(11番シード)-PAAVOLAINEN Jaakko   FIN(54番)
見延(15番シード)-FREILICH Yuval Shalom ISR(50番)

世界選手権3日目

 今日は日本勢、男子フルーレ・女子サーブルともに4人全員予選突破。
 仕事が休みなので、共同通信が配信する前に記事をageることができるんだが。

男子個人フルーレ
T64組合せ(7/24)
敷根 崇裕(法政大、16番シード)-VAN HAASTER Maximillen CHN(49番)
松山 恭助(早稲田大21番シード)-GRYGLEWSKI Krystian POL(44番)
鈴村 健太(法政大、22番シード)-LEE Kwanghyun      KOR(43番)
西藤 俊哉(法政大、10番シード)-LLAVADOR Carlos     ESP(55番)

女子個人サーブル
T64組合せ(FJEのtwitterでは7/21とあったが、7/24だよね?)
田村 紀佳 (朝日興業、17番シード)-PEREZ MAURICE Maria Belen ARG(48番)
福島 史帆実(セプテーニHD13番シード)-GKOUNTOURA Theodora GRE(52番)
青木 千佳 (NEXUS、42番シード) -AKSAMIT Monica    USA(23番)
高嶋 理紗 (法政大学、58番シード)  -GULOTTA Loreta   ITA(39番)

というわけで、明日から決勝トーナメント。恐らく動画配信もあると思う。

そういや、FIE fencing channelにこんな動画が上がっていたのだが
How to Watch the 2018 World Championships

 山形県民の疑問はこれで解決されたのか?いや、ぶっちゃけ全然わからん。。。
 要はFIEの公式のインスタとかFBとか見て桶、と?

女子エペ 時間は現地時間
下大川綾華(テクマトリックス、48番)-HOLMES Katharine USA AM09:50 青
古俣 潮里(本間組、47番シード)  -EPEE Laurence   FRA AM10:10 8
大石 栞菜(山九、55番シード)   -POPESCU Aria MariaROU AM09:50 8

男子サーブル
島村 智博(警視庁、48番シード)-HUEBERS Richard   GER AM11:05、青
吉田 健人(警視庁、36番シード)-LOKHANOV Konstantin RUS AM11:35、緑
徳南堅太(デロイトトーマツ、63番)-OH Sanguk     KOR AM11:35、8

 追記。FIEのFBを見ると

The World Championships are coming! This year we are in Wuxi, China, and that means no YouTube and no Facebook. David King has all the information you need to make sure you don't miss a single parry or riposte. You can watch it here:
http://sports.cctv.com/live/waicai6/index.shtml

 で、URLをたどっていくと、確かに明日0930より

女子重剑男子佩剑Women’s epee individual DE of T64 -

とあるが、動画を再生しようとすると、

抱歉!
本视频无法播放,请尝试刷新或观看其他精彩视频!

申し訳ありません!
この動画は再生できません。

 なんじゃそら。。。

 だから福岡でやれよ、と。。。
(今回の世界選手権の開催地を、福岡と無錫で争って、無錫が勝ったんだが、俺も太田雄貴会長(現在)のblogを見て、立候補してるのをはじめて知ったとかもうね)
https://ameblo.jp/1125-yukiota/entry-12098759533.html

世界選手権2日目

 フェンシングの世界選手権第2日は20日、中国の無錫で行われ、女子フルーレ個人予選は菊池小巻(専大)東晟良(日体大)上野優佳(北海道・星槎国際高)が突破した。世界ランキング上位で予選免除の宮脇花綸(慶大)とともに23日の決勝トーナメントに臨む。
 男子エペ個人予選で宇山賢(三菱電機山田優自衛隊)は敗退した。23日の決勝トーナメントに予選免除の見延和靖(ネクサス)加納虹輝(早大)が出場する。(共同)

 へ、星槎って北海道だったの?!

女子個人フルーレ
T64組合せ
菊池(17番シード)-MOSKOVSKA Anastasiya UKR(48番)
東晟良(21番)  -MAARINO Maria    ESP(44番)
上野(27番シード)-SCHREIBER Ester   SWE(38番)
宮脇(15番シード)-CHENTSOVS Kateryna  UKR(50番)


男子個人エペ
T64組合せ
加納(11番シード)-PAAVOLAINEN Jaakko   FIN(54番)
見延(15番シード)-FREILICH Yuval Shalom ISR(50番)

 宇山97位、山田86位。

 明日は男子個人フルーレ女子個人サーブルが行われる。

世界選手権開幕

吉田、徳南ら決勝Tへ 世界選手権/フェンシング
 フェンシングの世界選手権は19日、中国の無錫で開幕し、男子サーブル個人予選は吉田健人、島村智博(ともに警視庁)徳南堅太(デロイトトーマツコンサルティング)が突破し、22日の決勝トーナメントに進んだ。ストリーツ海飛(鹿児島ク)は敗退した。
 女子エペ個人予選は古俣潮里(本間組)下大川綾華(テクマトリックス)大石栞菜(山九)が勝ち抜き、決勝トーナメントに進出。吉村美穂(同大)は予選落ちした。(共同/サンスポ)(FJE)

女子エペ
下大川(48番シード)-HOLMES Katharine USA
古俣 (47番シード)-EPEE Laurence   FRA
大石 (55番シード)-POPESCU Aria MariaROU
吉村は78位。

男子サーブル
島村(48番シード)-HUEBERS Richard   GER
吉田(36番シード)-LOKHANOV Konstantin RUS
徳南(63番シード)-OH Sanguk      KOR
ストリーツは69位。


 明日は女子個人フルーレ男子個人エペが行われる。
 女子個人フルーレの宮脇(16番)
 男子個人エペの加納(12番)、見延(15番)はシードで予選免除。

世界選手権に向けた記者会見開かれる

 世界選手権に向けた記者会見が、15日にJISSで行われた。

 いや、新聞記事になるのも重要だが、協会としての発信チャネルを持ってほしい。。。以前、キックオフ記者会見をつべ配信したことがあったけど、そんな感じで。

 女子フルーレ団体代表の宮脇花綸(21=慶大)、菊池小巻(21=専大)、東晟良(せら、18=和歌山北高)の3人の平均年齢は20歳。宮脇は「世界選手権は1年の集大成。個人は気負わずやり、団体は20年東京オリンピックに向けて強豪国とメダル争いをしたい」と意気込んだ。6月のアジア選手権個人を制した菊池は「昨年から自分の弱さを見つめなおして練習してきた。日本のチームワークの良さを世界に見せつけたい」と闘志を燃やした。
日本協会の宮脇専務理事は「2年後に向けた助走が始まった。日本の置かれた状況は楽観出来ないが、前進している。これは自信を持って言える」(日刊)

 男子フルーレ代表の西藤俊哉(21=法大)が15日、「第2の太田雄貴」になることを誓った。都内で行われた男女代表会見に出席し、17年世界選手権個人銀メダルのホープは「世界で一番準備してきた。個人、団体とも金メダルを取る」と2冠を宣言した。
 昨年の快挙で海外勢から徹底的に研究され、守備面の強化を図った。参考にしたのは、同じ右利きで体格が似ているオリンピック2大会銀メダリストの太田雄貴氏だ。「太田さんは宇宙人で、剣さばきはまね出来ないけど、フェイントのかけ方や駆け引きなどは参考にした。少しでも近づきたい」。
 世界選手権の個人種目では、15年モスクワ大会を制した太田氏以来の金メダルを狙う。「昨年の2位はラッキーな感じだった。今年は実力で金メダルを取って、太田さんを驚かせたい」と自信をのぞかせた。(日刊)

 男子フルーレ個人で昨年大会銅メダルの敷根崇裕(20)=法大=は、2度目の出場。昨年は国際大会で初めて獲得した銅メダルが帰国途中に折れてしまったが、今大会は金メダルを“死守”することを誓った。
 昨年大会はメダルのケースをもらえず、帰国の飛行機でフェンシングの剣などをしまうカバンにメダルを入れていた。しかし、到着後に荷物を開けると、ひもを通す部分が根元からポッキリ。折れた部分は接着剤で修理して保管している。「今年は金メダルを取りたい。次は大切にします」と宣言。日本勢の個人種目では、2015年モスクワ大会のフルーレを制した太田雄貴以来の優勝を狙う。
 昨年11月には、試合中に右手首を骨折。「メダルも骨も折れてしまった。骨折後にうまくプレーできるか不安もあった」。手術をへて2月に復帰したが、世界からのマークもあって思うようなプレーができず、負の連鎖が続いた。「自分に自信をつけることが大事だった。アタックで自信を持てば勝ちにつながる」と指導者らと分析。「強みのアタックを練習してきた。今は(力を)発揮できると思う。自分の力がどれくらいあるか試したい」。“二度と折れない”魂を持って世界一を目指す。(報知)