０８年大分国体で４競技を受け持つ日田市実行委員会（会長・大石昭忠市長）は、フェンシング競技を開会式（９月２７日）前の９月１２〜１５日に市総合体育館で開催する異例の決定をした。同体育館ではバドミントン、バレーボールと合わせ３競技を実施する。
フェンシング会場は当初、日田林工高校内の体育館と多目的競技場の２会場だった。基準要項細則は「規定のピスト（競技用マット）８面を設置できる体育館１」とし、摘要欄に「近接していれば２会場に分かれても良い」となっていた。その後、昨年６月に摘要部分が削除されたため、実行委事務局は広さや照明度などの基準を考え、フェンシング会場を市総合体育館にすることにした。
同体育館は期間中、既にバドミントン（９月２８日〜１０月１日）と成年男子９人制バレーボール（１０月４日〜閉会日の７日）の２競技で埋まっているため、フェンシングの「前倒し開催」を決めた。簡素・効率化という国体の趣旨にも沿い「既存施設の有効利用とコスト削減になる」という。
