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全日本初日女子F個人

 なぜか記事が女子ばっかりなのだが・・・。

巻下(武生商高出身)フルーレ初V 全日本フェンシング 12月14日午前10時35分(福井新聞)

 フェンシングの全日本選手権は13日、大分県日田市総合体育館で開幕、女子フルーレ個人で武生商高出身の巻下陽子(秋田クラブ)が初優勝した。

川西(香川ク)連覇ならず−全日本フェンシング (四国新聞)

 フェンシングの全日本選手権は第1日の13日、大分の日田市総合体育館で男女の個人フルーレなどを行い、女子フルーレで日本代表メンバーの川西真紀(香川クラブ)が準優勝した。2連覇は逃した。
 川西は準々決勝で藤原仁美(埼玉クラブ)に7―6と苦戦したものの、準決勝で同じ代表メンバーの池端花奈恵(京都クラブ)に15―10で快勝。決勝も代表メンバー同士で争ったが、巻下陽子(秋田クラブ)に10―15で敗れた。
 この日、団体フルーレは男女の準々決勝まで行い、川西を軸とした女子の香川クラブが4強入りした。(記録は県勢上位と決勝)

▽女子個人フルーレ決勝トーナメント1回戦
高 橋 9―6 小 幡
(専 大)  (香川ク)
 ▽2回戦
川 西 15―5 高 橋
(香川ク)
 ▽準々決勝
川 西 7―6 藤 原
        (埼玉ク)
 ▽準決勝
川 西 15―10 池 端
          (京都ク)
 ▽決勝
巻 下 15―10 川 西
(秋田ク)

優勝 秋田クラブ 巻下 陽子
2位 香川クラブ 川西 真紀
3位 秋田クラブ 平田 京美
京都クラブ 池端 花奈恵
5位 宮城クラブ 菅原 智恵子
6位 秋田クラブ 大友 慧
7位 埼玉クラブ 藤原 仁美
8位 中央大学 寺下 真葵

 2008年大分国体のリハーサル大会を兼ねた第60回全日本フェンシング選手権大会が13日、日田市総合体育館で始まり、男女ともフルーレ個人の予選から決勝まで、同団体の1回戦から準々決勝までがあった。大会は16日まで。
 フルーレ個人には男女とも40人が出場。予選リーグで勝ち残った24人がトーナメント方式で対戦した。
 県勢の男子は中村泰樹(大分クラブ)と荒金翔平(豊府高)が予選敗退。女子は松木瞳(情報科学高―早稲田大)と荻祥子(大分クラブ)、高いづみ(同)が決勝トーナメント2回戦で、坂本芳恵(同)が同1回戦でいずれも姿を消し、男女とも上位進出は果たせなかった。
 フルーレ団体では男女とも16チームがトーナメントで対戦。県勢は女子の大分クラブが14日の準決勝進出を決め、前回大会の3位以上を目指す。男子の豊府高と大分クラブ、女子のジュニアフェンシング大分は共に1回戦で敗れた。
 14日は男女フルーレ団体の準決勝、決勝と男女エペ個人の予選から決勝までがある。

215人がサポート
 ○…初日は215人のボランティアが競技の運営を手伝った。試合に使う用具の検査室では、県内の高校生が受け付けや検査作業に従事した。
 初日のフルーレは、剣先に入っている500グラムの強さのばねが相手の有効面を突いて縮むと電気が流れ、ランプが点灯してポイントが決まる仕組み。地元の日田林工高校建築科3年生の森山貴文君(18)は、剣の刀身部分の曲がり検査や電気の導通テストを担当した。
 自身も中学1年から今夏までフェンシング競技に打ち込んできただけに、「試合でスムーズに使えるようにと思いながら検査している。選手には気持ち良く試合をしてほしい」と選手を思いやっていた。

個人の不運を晴らす快進撃
 ○…女子フルーレは、個人で上位に進出できなかったうっぷんを、大分クラブが団体で晴らした。
 「個人はナショナルチームの強化選手と当たるなど不運な面もあったが、動き自体はよかったので団体はいけると思っていた」と池田順子監督(デューク)。「自分のミスで取られた場面もあったが、試合の中で修正ができた」と選手の頑張りをたたえた。
 ポイントは準々決勝で対戦した強敵和歌山クラブとの序盤戦。最初から離されずに追いついていくことができたため、選手の集中力が高まったという。
 大会2日目の14日は、昨年の3位以上を目指して準決勝を戦う。「来年の国体に向けて弾みをつける意味で、いい成績を残したい」。チーム一丸となって上を目指す。

松木が県勢対決制す
 ○…女子フルーレ個人の予選リーグでは、松木瞳(情報科学高―早稲田大)と坂本芳恵(大分クラブ)の県勢対決が実現。県外にいる松木が夏と冬に帰郷した際に一緒に練習しているが、公式戦では久々の対戦となった。
 「1試合目で足が止まっていたので、とにかく足で動こうと心掛けた」と松木。坂本は「(松木が)左利きなので攻めるポイントを狙っていこうと思った」。結果は松木が5―1で勝ったが、2人とも決勝トーナメントに進むことができた。
 「どういうことをしてくるか分かっていたつもりだが、考えに動きが伴っていなかった」と坂本。松木は「自分の方が2試合目だった分、体が動いた。先輩は1試合目だったので緊張していたのでは?」と2歳年上の先輩を気遣った。(OITA GODO)

 ▽同団体1回戦
香川ク 45―32 福井ク
(香川ク=小幡、川西、渡辺、金川
 ▽準々決勝
香川ク 45―29 埼玉栄

準Vにもサバサバ
 女子個人フルーレの決勝で敗れた川西(香川ク)は意外にサバサバしていた。「タイトルを取れたら良かったけど、気負い過ぎず、伸び伸びできた」。悔しい表情を少しも見せず、素直に負けを認めた。
 決勝の相手は同じ日本代表メンバーの巻下(秋田ク)。7―5とリードしたものの、ここから連続6失点。特に8―8に追いついたと思われたポイントが、審判の判断で相手の得点になった場面が痛かった。2点のビハインドに「動いていこうと思っていたら先に相手のペースにはまってしまった」と一気にリードを広げられた。
 2連覇というタイトルにこだわりが少ないのは、目標がはっきりしているからだ。「すべては来年」と川西。北京五輪出場を目指し、すぐに気持ちを切り替えた。