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全日本女子F団体

秋田クが30年ぶり優勝 全日本フェンシング・女子フルーレ(秋田魁新報)
 フェンシングの全日本選手権第2日は14日、大分県の日田市総合体育館で行われ、県勢は女子フルーレ団体で秋田クラブが30年ぶり2度目の優勝を果たした。

 秋田クのメンバーは、前日の女子フルーレ個人を制した巻下陽子、同3位の平田京美と、大友慧の3人。準決勝で大分クとの接戦を制すると、決勝では香川クに15ポイント差をつけて快勝した。

 女子エペ個人に出場した成田絢子(秋田ク)は準々決勝で敗れた。

 ▽女子フルーレ団体準決勝
香 川 ク 25—24 埼 玉 ク
秋 田 ク 45—42 大 分 ク

 ▽同決勝
秋 田 ク 42—27 香 川 ク

香川ク準優勝−全日本フェンシング女子フルーレ 四国新聞

 フェンシングの全日本選手権は第2日の14日、大分の日田市総合体育館で男女の個人エペと団体フルーレの決勝までを行い、女子団体フルーレで香川クラブ(小幡淑、川西真紀、渡辺未佳、金川舞)が準優勝した。エペの男子個人でも、全日本代表メンバーの坂俊甫(早大=高松高出身)が2位、同女子個人では小幡が4強に輝いた。

 香川クラブは準決勝で、4連覇を狙った埼玉クラブに25―24で辛勝。前日の個人2位に輝いたエース川西が自ら許した2点のビハインドを残り22秒で取り返し、逆転した。
 決勝は今年の国体成年女子の覇者で、個人8強以上を3人もそろえる秋田クラブと対戦。一番手で出た川西が相手の2番手に2―5で敗れるなど、ペースをつかめないまま27−42で完敗、2003年以来4度目の優勝はならなかった。
 男子エペの坂は高い集中力で接戦を勝ち上がった。しかし、決勝では地元の持田彰久(大分クラブ)に2―0から連続5失点。反撃を狙って繰り出した技も切り返されて10―15で惜敗、初優勝を逃した。(記録は香川県関係上位と決勝)

 ▽女子団体フルーレ準決勝
香川ク 25―24 埼玉ク
(香川ク=小幡、川西、渡辺、金川

 ▽決勝
秋田ク 42―27 香川ク(秋田クラブは30年ぶり2度目の優勝)

準決で意地見せる 川西
 ○…「決勝までいけるとは思っていなかった。みんなよくやってくれた」。女子団体フルーレで準優勝した香川クラブの選手を兼ねる小幡監督(高松高教)は全員の健闘をたたえた。
 準決勝で底力を見せたのは日本代表の川西(リファイン仏生山)。「このメンバーでは最後の大会になるかもしれない。みんなが同点でつないでくれたのに負けるわけにはいかなかった」。21―21からのエース対決。前半、2点のリードを許しながら、残り22秒から取り返した。
 しかし、決勝では川西が「相手の狙いにはまってしまった」と出はなをくじかれ、秋田クラブに完敗。小幡監督は「相手は強かった」と潔くかぶとを脱いだ。ただ、チームの将来として同監督は「(最年少22歳の)渡辺(東かがわ市スポーツ財団)が準決勝でよく持ち直してくれたが、若手が育ってくれない」とぽつり。ここ数年、大学まで続ける香川県勢選手が少なく、層の薄い現状に懸念を抱いていた。

疲労…大分ク4位 フルーレ女子団体
 ○…女子フルーレ団体準決勝で大分クラブは、秋田クラブと対戦。秋田は前日のフルーレ個人で優勝した巻下陽子がいる強豪。2試合が終わった時点で10対0といきなり点差をつけられた。一時、逆転したが力尽きた。3位決定戦では埼玉クラブに序盤からリードを許したまま試合終了。目標だった3位以上はかなわなかった。
 池田順子監督(デューク)は「秋田との接戦は予想していたが、勝てる試合だった。出だしをとられたのが後まで響いた」と悔やんだ。埼玉クとの9試合目で激しく追い上げた荻祥子(藤蔭高教)は「秋田との試合後、選手に気のゆるみはなかったが前日からの疲れが多少あったかもしれない。それでも負けないような体力づくりをしていきたい」と話した。(OITA GODO)