フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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大分国体開幕

・少年女子フルーレ 準々決勝組合せ
群馬−熊本/愛媛−東京
岐阜−富山/秋田−埼玉

・成年男子フルーレ 3回戦組合せ
千葉−大分/秋田−京都
岐阜−富山/東京−和歌山
神奈川−群馬/茨城−福島
宮城−鹿児島/愛知−福井

 ちなみに、太田雄貴京都府)は、チームとしては1回戦3戦全勝、2回戦で1勝1敗。しかし3回戦の相手は、2回戦で敗れた秋田。
 秋田 2 − 1 京都
○工藤 5 − 2 飯村
○齋藤 5 − 2 太田
佐賀 3 − 5 小林○

 っていうか、国体で記事になるとは五輪効果、恐るべし。

 太田の後が鈴なりになる。日本フェンシング界初の五輪メダリストは、まさに時の人。五輪後初の実戦は、ほろ苦い形での3回戦進出となったが、そんな会見も遠巻きからファンの視線が射し込む。
 1、2回戦で京都チームの柱として5試合に出場。4勝1敗でチームの3回戦進出に貢献したものの、どうしても2回戦で秋田の斎藤有(鶴弥)に喫した1敗が注目される。積極的に攻め、カウンターを食らった。1歳年上の斎藤とは高校時代から何度も対戦。分はよかったはずだが、2対5の完敗だった。
 各界から引っ張りだこだ。「五輪後は8月に1日、9月になって6、7日練習できただけ」。招きや取材に丁寧に応じるのは「この機に競技の魅力を伝えるため」。マイナー競技の悲哀を味わってきただけに競技環境改善につなげたい一心だ。
 江村宏二・日本代表監督は「競技普及のため国体への練習時間を割き、『勝って当たり前』と重圧がかかる中、声援に笑顔で応えている。さすがに控え室では疲れていますよ」と、感謝の言葉に同情が入り混じる。
 国体が終われば「温泉旅行に行って、一度、リセットしたい」。ロンドン五輪に向けた本格始動はその後だ。12月の全日本選手権で2連覇し、来年1月のパリでの国際大会では「本場のフランス人をあっと言わせるプレーをしたい」。【藤野智成】
 ○…フェンシングの成年男子フルーレ2回戦で、太田を破った秋田の斎藤は「勝った時は優勝した気分でした」と声を弾ませた。愛知県半田市の陶器瓦メーカー「鶴弥」に勤務し、週4回、瓦の製造に励みながら、中京大を拠点に練習に励む。1歳年下の太田には高校時代から何度も煮え湯をのまされてきた。北京で活躍する太田をテレビで見て「自分もあの舞台に立ちたい」との思いをこの日の試合にぶつけた。「メダリストに勝ったのだから優勝目指して頑張ります」と燃えていた。(毎日)

 チャレンジ!おおいた国体第2日(12日・大分日田市総合体育館ほか)――フェンシング(団体戦)で、北京五輪男子フルーレ個人銀メダルの太田雄貴(京都ク)を擁する京都が、成年男子フルーレでベスト16による3回戦に進んだ。
 ◆「ほぼぶっつけ本番」太田、予選リーグで黒星◆
 日本勢初のフェンシング五輪メダルを獲得した太田が予選リーグでまさかの1敗を喫した。ロンドン五輪を目指す斎藤有(秋田・鶴弥)に、2−2から3ポイントを連続で失い、試合を落とした。
 五輪後、テレビ出演などで忙しく、「ほぼぶっつけ本番」だったこともあるが、観客からの「太田コール」には何度も手を振り、気軽にサインにも応じた。会場の注目を一身に集める太田は「国体優勝は経験がないのでチーム一丸で狙いたい」と言い切った。(読売)

 そんな太田の記事。