アテネ、北京の両夏季五輪に2大会連続で出場したフェンシングの池田めぐみ（32）＝県体育協会＝が現役を引退することが6日、分かった。県体協が同日、発表した。山形市内で12日、本人が記者会見を行う。
県体協によると、池田は今年7月に韓国・ソウルで開催されたアジア選手権を終えた後、体調を崩し、競技を離れ療養を続けている。現在は回復に向かっているという。
大学2年時に右膝靱帯（じんたい）を、2006年に左膝靱帯を、それぞれ断裂する大けがに見舞われながら復活を遂げてきた。エペ女子個人で、04年のアテネ五輪は16強入り目前の2回戦で敗れて28位。4年後の北京五輪では日本勢過去最高の15位になった。
結婚に伴う休養から競技復帰した去年の広州アジア大会のエペ女子団体で金メダルを獲得。自身3度目となる来年のロンドン五輪を目指していた。
いけだ・めぐみ 南陽市出身。米沢興譲館高−東女体大−筑波大大学院出。全日本学生選手権2連覇、全日本選手権3連覇、06年ワールドカップ（Ｗ杯）準優勝。県体協スポーツ技術員として活動する一方、日本アンチ・ドーピング機構評議員、県スポーツタレント発掘事業「ＹＡＭＡＧＡＴＡ ドリームキッズ」の実行委員を務める。（山形新聞）
現在はＦＩＥランキング１２７位。日本人では中野希望（８２位）、下大川綾華（８３位）につづき３番目。４位は池端志津香の１４３位。
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