フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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五輪最終予選初日

・女子エペ
決勝 中野希望 15V−6 ANDREEVA Larisa(KGZ)

緊張乗り越え初の五輪=自分見失わなかった中野−フェンシング
 剣を置くのも忘れてコーチに飛びついた。初の五輪切符を手に入れた女子エペの中野は「ほっとして自然と涙が出ちゃった。展開も覚えていないくらい」。優勝者のみが獲得する出場権。負けられない重圧から解放され、感情がほとばしった。
 下がりながら相手を懐に誘い込み、素早く剣を繰り出す。初戦は緊張で手が震えたというが、自分の形は見失わなかった。決勝では、右足をぐっと踏み込んで低い姿勢からの突きも光った。「自分の思う展開にできた。得意の形で進められた」と喜んだ。
 大会前、北京五輪男子フルーレ銀メダルの太田雄貴が「迷ったら駄目。手を引かずに攻めろ」と助言してくれた。所属先が同じ女子サーブル中山セイラらの支えもあり、「チームメートと一緒に練習して、ここまで来られた。一人じゃ無理だった」と周囲に感謝する。
 2年前の広州アジア大会で、女子エペで日本勢初のメダルとなる銀。才能が開花すると、一気に世界へ目が向いた。「どの大会よりも特別。想像がつかない」というロンドンの戦いへ、全力でぶつかろうと思っている。(2012/04/20-21:00、時事)

・男子サーブル
準決勝 小川聡 15V−14 VU Thanh An(VIE)

決勝 ABEDINI SHORMASTI Mojtara(IRI)15V−13 小川 聡

悔し涙の小川 2012.4.20 20:46、MSN産経
 男子サーブル個人決勝で敗れ、五輪出場を逃した小川聡=和歌山ビッグウエーブ
 あと一歩で2大会連続の五輪出場を逃した小川は、悔し涙を流し「結果が全て。この試合に勝てばいいだけだった」とうつむきながら声を絞り出した。
 ベトナム選手との準決勝に15−14で辛勝。「開き直って臨んだ」という決勝は4−1とリードしながら、前に出てくる相手の勢いに屈した。「出ばなを狙っていたけど、うまくいかなかった」とうつろな視線を宙にさまよわせた。

・女子フルーレ
優勝 SHAITO Mona     LIB
2位 NG Ruth Yi Lin    SIN
3位 MANCENIDO Michelle  PHI
3位 NGUYEN Thi Tuoi   VIE