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ハートネットTVで車いすフェンシング

Road to Rio 一撃にかける ―車いすフェンシング 藤田道宣選手―

勝負は一瞬。固定された車いすの上から繰り出される、目にもとまらぬ剣技が魅力の「車いすフェンシング」。通常のフェンシングと違うのはフットワークが使えないこと。そのため、よりスピーディーで高度な剣さばきが求められます。1960年の第1回パラリンピックから採用されており、ヨーロッパのトップ選手はアイドル並みの扱いでメディアにも登場するなど、人気の競技です。
この競技で、来年または2020年の東京パラリンピックで日本人初のメダル獲得を期待されているのが、京都の龍谷大学大学院に通う藤田道宣選手(28)です。その強さはオリンピック銀メダリスト太田雄貴選手も認める。
実は藤田選手、右手の握力はなく、腹筋の力もほとんどありません。車いすフェンシング選手の中でも、厳しい条件のなか、持ち前の駆け引きのうまさを武器に世界と戦ってきました。地道に練習を重ね、日本のエースにまで成長した藤田選手だが、現在の課題はパワー不足。麻痺をしている右手に残る筋力を引き出そうと懸命にトレーニングを続けています。
車いすフェンシングの魅力を伝えると共に、一撃にかける藤田選手の姿を描きます。

 オンエアはNHK教育、10/6(火)2000−2030.再放送は10/13(火)1305−1335