フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ(はてなダイアリーより移行中)

県立高でも強いワケ

 県立鳥羽高校のフェンシング部と四日市工業高校の硬式テニス部は、地方のハンディキャップも関係なく、長年全国有数の実力を誇る。部員の大半は地元出身で、入学以前から地域ぐるみで選手を強化育成するシステムが下支えしている。(安田琢典)

◆【高校選抜男子団体初優勝】鳥羽フェンシング部◆
 鳥羽フェンシング部は3月の全国高校選抜大会の男子団体で初優勝。7月の高校総体では女子個人エペで3年の山田あゆみさん(18)が準優勝し、男子団体も3位に入った。
 部員は鳥羽、伊勢両市から通う13人。山田さんら3人は、年代別の日本代表に選ばれている。
 鳥羽市はフェンシングの市民大会が開かれるほど、フェンシングが盛んな土地だ。15年前からは、民間などが小、中学生を対象とした「鳥羽フェンシングクラブ」を開講し、競技人口の拡大を図ってきた。育った選手たちが地元に残っているのが強みだ。
 2006年に元日本代表の大野幸太教諭(31)が赴任した当時は男子部員が1人だけで、低迷期もあった。だが、7年にわたって代表で活躍した大野さんを慕って、入部希望者が増加。「全国大会で活躍したい」と他のスポーツから転向してきた部員も目立つようになった。
 部内は幼なじみが多く、和気あいあいとした雰囲気で練習は進む。「走ることと捕まえることが求められる鬼ごっここそが究極のスポーツ」と考える大野さんは、練習メニューに鬼ごっこを導入。体幹を鍛えることで、フットワークとスタミナの向上に役立っているという。
 将来の日本を背負う逸材として注目される山田さんは、169センチの長身を生かした柔軟な剣さばきが持ち味。3月にフィリピンであったジュニアのアジア選手権では、主力として日本女子の団体2位に貢献した。日本大学への進学を予定していて、「パワーとスピードを強化し、まずは日本一をめざす」と話す。
 男子のエースとして期待されている2年の大久保航太さん(16)は、16歳以下の日本代表。小学校1年でフェンシングを始め、国際大会の経験も豊富だ。「将来はオリンピックの舞台に日の丸を掲げたい」と意気込む。(asahi.com)

 俺が名古屋にいた頃って、三重は弱かったんだがな・・・20年くらい前の話。