フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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国体2日目

 おいでませ!山口国体 フェンシング競技(10/8、岩国市体育館)

・成年男子フルーレ
優勝 秋田(17年ぶり5度目)
2位 東京
3位 神奈川
4位 熊本
5位 三重
6位 岐阜
7位 千葉
8位 宮城

・成年女子フルーレ
優勝 大阪(9年ぶり5度目)
2位 大分
3位 群馬
4位 秋田
5位 和歌山
6位 埼玉
7位 宮城
8位 神奈川

 フェンシング・フルーレ決勝で準優勝した大分県成年女子。松木瞳選手兼監督(ネクサス)は「1回戦から全員がベストを尽くして決勝まで勝ち上がった。本当によくやってくれた」と選手の健闘をたたえた。だが、他の選手の表情には大一番で敗れた悔しさが満ちていた。
 ことしは、全日本選手権個人フルーレ3位の松木、昨年の国体少年女子フルーレで優勝した大石栞菜(法政大1年)、成年では国体初出場の多田真望(早稲田大4年)―の新メンバーで臨んだ。
 準々決勝、準決勝を2−1で競り勝って迎えた決勝。監督を務める松木は勝負に出た。「最後の試合、最初の2人で決めよう」と、それまでと選手の順番を変えた。自ら先陣を切った松木は先制されたものの、4月から変えた新しいステップで攻め続け、圧勝。
 2人目は決勝まで無敗の大石。先行され、懸命に反撃を試みたが逆転できなかった。「焦って自分のペースに持ち込めなかった。勝てる試合だった。悔しい」と唇をかんだ。
 3人目の多田は大学でサーブルが専門。最後まで粘り強く戦ったが敗れ、「2人がいたから安心して試合ができた。サーブルでは自分が勝って2人をリードする」と雪辱を誓った。
 「サーブルでは初戦を突破して8強入りを目指す」と3人。新たな目標に向かって気持ちを切り替えていた。(大分合同新聞)