というわけで、JOCは1月9日かららしいので、毎年この時期恒例の世界ランキングの棚卸をやってみる。
その前に、五輪出場ランキングについてのおさらい。(特に変更がなければ前回ロンドンのときと同じのはず)
・五輪出場は、まず団体戦出場8チームを決める。
世界ランク1−4位は無条件で出場。
5位以降は、各大陸(欧州/南北米/アジアオセアニア/アフリカ)の1位が出場(ただし世界ランク16位までにいることが条件)。
団体戦出場する国は、個人戦に3名出場できる。
続いて個人戦は、世界ランクで、団体戦出場する国を除いて、アジア・オセアニアは上位2名が出場できる(ただし各国1名)。
最後の1枠は、出場権を取れなかった国でアジア・オセアニアでプレーオフを行い(代表は各国1名)、1名が五輪に出場できる。
世界ランキングは、FIEのサイトで確認できるのだが、「今の時点でどうなのか」という記録をFJEが公開していないし、FIEもどこかにあるのかわからんので、ここにメモ代わりで残しておく。
で、ぶっちゃけた話をしてしまうと、日本は現時点では、全種目の団体で五輪出場権は取れていない。
なお、五輪出場のための世界ランクは、2016年3月31日時点のFIEランクで決定する(しつこいようだが、変更がなければ)。
そして、世界ランクは、過去1年のW杯・大陸選手権・W杯上位4大会?の順位をポイントとして計算する。
だから、ぶっちゃけ今時点での順位はあまり気にすることはないといってしまえばそれまでだが、世界選手権とかW杯の組合せは世界ランクをもとに決まるため、例えば2015年の世界選手権の団体戦の組合せは、その時点での世界ランクが低ければ悪い順位となるため、今のうちに少しでも順位を上げておくことが求められる。
まずは男子フルーレ。
◎団体戦 大会別ポイント内訳
1 402 フランス
2 332 ロシア
3 321 中国
4 290 イタリア 以上4ヶ国は確定。
5 264 韓国 アジアオセアニア1位
6 259 アメリカ 南北米1位
7 228 ドイツ 欧州1位
8 203 日本 韓国が上にいるため五輪に出場できず
9 194 イギリス
10 194 ポーランド
11 192 エジプト アフリカ1位
日本がどうやったら韓国を抜けるかは・・・日を改めて書いてみたい。
1 239 CHEREMISINOV Alexey RUS
2 221 MA Jianfei CHN
3 170 LEFORT Enzo FRA
(中略)
12 94 太田 雄貴 森永製菓
35 49 千田 健太 阿部長マーメイド
36 49 三宅 諒 セイコーホールディングス
40 44 CHEUNG Siu Lun HKG アジア枠で五輪出場権
44 41 淡路 卓 NEXUS
62 26 藤野 大樹 東京フェンシングスクール
119 9 齋藤 有 鶴弥
171 4 長島 徳幸 法政大
172 4 松山 恭助 東亜学園高
209 3 敷根 崇裕 東亜学園高
224 2 阪野 弘和 警視庁
225 2 西藤 俊哉 帝京高
といったところか。
今後の男子フルーレの世界大会日程
A大会/団体 1/16−17 パリ
A大会/団体 2/6−8 ボン
GP大会 3/13−15 ハバナ
A大会/団体 5/1−3 サンクトペテルスブルグ
GP大会 5/15−17 上海
アジア選手権 6/25−30 シンガポール
世界選手権 7/13−19 モスクワ