フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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国体3日目

◎成年女子フルーレ決勝
熊本 2−1 宮城
菊池 5−4 真所
緒方 1−5 狩野
森  5−1 池田
(熊本は初優勝)
3位和歌山 4位岐阜 5位東京 6位大分 7位岩手 8位千葉


◎少年男子フルーレ決勝
岐阜 2−0 神奈川
鈴村 5−2 梅山
伊藤 5−4 藤倉
(岐阜は3年ぶり6度目の優勝)
3位山口 4位長野 5位東京 6位大分 7位茨城 8位福島


○成年女子サーブル 宮城は2回戦へ

○成年男子エペ   宮城は1回戦敗退

 少年女子の和歌山ではビッグニュースがあるが、それは日を改めて。

<わかやま国体>宮城悔しい準V フルーレ(河北)
 第4日は29日、和歌山ビッグウエーブなどで行われ、フェンシング成年女子フルーレで宮城(池田景、狩野愛巳、真所美莉)が決勝で惜敗し、準優勝だった。相撲の成年個人は8月の世界選手権で無差別級を制した黒川宗一郎(富山・アイシン軽金属)が初優勝を果たした。団体は決勝で富山が石川を下して4年ぶり2度目の頂点に立った。大将を務めた黒川は2冠に輝いた。
 アーチェリーの成年男子団体は滋賀が決勝で来年のリオデジャネイロ五輪代表の古川高晴(近大職、青森東高−近大出)を擁した和歌山を破って初制覇。
 特別競技の高校野球硬式は準決勝が行われ、今夏の甲子園大会優勝の東海大相模(神奈川)が10−7で智弁和歌山を退け、中京大中京(愛知)は6−4で鳥羽(京都)を破って30日の決勝に進んだ。
 ソフトテニス少年男子の山形は準々決勝で神奈川を破り準決勝に駒を進めた。

◎3人に勢い 目標上回る
 「ベスト4まではいきたい」と言い合ってきた宮城の3人が決勝まで進み、熊本に敗れ準優勝に輝いた。健闘といっていいが、県勢9年ぶりの優勝を逃し、口をそろえて「ここまで来たら優勝したかった」と悔しがった。
 準々決勝で岩手を下して勢いづく。全員が「自分たちより上」と見ていた岐阜との準決勝は24歳の真所が第1試合で延長戦を制すると、最も若い18歳の狩野も第2試合を5−2で勝って一気に決勝に駒を進めた。
 熊本との決勝は、真所が延長戦の一本勝負で惜敗するも、狩野が5−1と取り返して1勝1敗。勝負を託された23歳の池田は相手に押されて1−5で敗れ、「勝ち切れなかった」とうつむいた。
 早大1年の狩野は7月の世界選手権でフルーレ団体に出場した次代のホープ。狩野の大学の先輩、真所は社会人2年目の銀行員。池田は今春から気仙沼高の講師。3人とも故郷の宮城で、8月から国体に向けて一緒に練習を積んできた。
 「今後の励みになる」と来年のリオデジャネイロ五輪出場を目指す狩野が語ると、真所は「楽しめた」。監督も兼任した池田は「強い先輩と後輩に何度も助けてもらった」と2人に感謝した。(加藤伸一