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アスナビ・説明会開かれる

 JOCは6月14日、味の素ナショナルトレーニングセンター(味の素トレセン)で、トップアスリートの就職支援ナビゲーション「アスナビ」の説明会を行いました。(詳細はJOCリリースを参照)

 参加したアスリートは以下の6名。
・鈴木 セルヒオ(テコンドー)
貫井 亜沙菜 (テコンドー)
・山元 豪   (ノルディック複合
・小林 諭果  (ジャンプ)
・宮山 亮   (フェンシング)
・藤野 大樹  (フェンシング)

 宮山コメント
「大学卒業時、オリンピックの舞台でメダルを獲得したいという自分の夢をかなえるために現役続行を決意しました。ロンドンオリンピック男子サーブル団体で金メダルを獲得した韓国チームのコーチをしていたリー・ウッチェコーチが日本のナショナルチームのコーチに就任し、オリンピックでメダルを獲得できると本気で思えるようになりましたが、あと一歩のところでリオの出場権を獲得することができませんでした。それにより所属先との契約が打ち切られましたが、今後私が世界のトップ選手になるためには何が必要で何が不必要なのかを今一度見つめ直し、自分の新たな方向性を決めることができました。
 東京オリンピックへの道はもう始まっています。東京までの4年間を新たな企業に支援していただき、新たな企業の元でオリンピックメダリストになるという夢を実現させたいです。私は中学生の時生徒会の副会長をしていたり、高校・大学のフェンシング部では主将を務めた経験から、人をまとめていくことが得意です。さらに、私のフェンシングの最大の持ち味である、足を使った素早いフットワークを仕事にも活かし社業に貢献していきたいと思っています」

 藤野コメント
「私が社会人としてもスポーツ選手としても心がけているのは、自分の能力や価値を最大化するために考え抜くという作業です。『人間の体には限界がある。馬のように速く走ることはできないし、海外の大型選手に力で勝つことはできないけれども、勝つために頭で考え抜くことは無限にできる』とウクライナ人のコーチに言われた言葉がとても印象的で、この考え抜くという習慣はフェンシング選手として競技を続けるためにスポンサーや企業の方々に自分を知っていただくことにも役立ちました。
 自分がスポーツ選手として何を求められているかを考えたとき、20年以上一つのことを極めるコツや、自分の能力や強みを分析して目標を達成するという成功体験ではないかと思っています。そして、その成功体験はフェンシング以外でも大きな武器になると考えています。私の競技者としてのラストチャンスは東京オリンピックです。4年後に訪れるラストチャンスを応援していただき、最終目標を達成した後にフェンシングを通した成功体験や目標を達成する能力を、企業に生かすチャンスをください。企業のために何ができるのかを考え抜いて、必ず戦力となり戦います」

 なお、現在フェンシングでアスナビ登録しているのは、JOCのサイトによると以下の5名。

伊藤 心二ツ井高−中央大−NEXUS退社)
宮山 亮日大習志野高−中央大−NEXUS退社)
大石 利樹(大分豊府高−法政大4年)
柳岡 はるか(JOCエリートアカデミー−東亜学園高−法政大4年)
藤野 大樹(TFS−東亜学園高−法政大−国際武道大大学院/NEXUS退社−岩手県体協)