新聞記事そのまま引用は、なるたけ避けてはいるんだけど、今回は「仙台市フェンシング選手権(男子エペ)二年連続選手権者」が紹介されてるんでさ。
ちなみに、以前尾矢先生のblogで紹介されていた OYA JPN もこの選手。
才能開花、夢は「五輪で金」 フェンシング男子エペ・大谷選手(蔵王一中3年)
2018年02月21日 11:27 山形新聞
フェンシング男子エペの大谷謙介選手(15)=山形市蔵王一中3年=が昨秋、カデ(13歳以上17歳未満)の日本代表となり、国際大会で上位に食い込むなど才能を開花させている。本県フェンシング界の期待を背負い「いつか五輪で金メダルを取る」と夢に挑む。
競技との出合いは県スポーツタレント発掘事業「YAMAGATAドリームキッズ」だった。最終選考に残り、小学4年時からアカデミー生として多様な競技を体験。フェンシングに取り組んだ際、「天職かも」と引き込まれた。
小学5年時に総合型地域スポーツクラブ「アプルス」(山形市)に新設されたフェンシングクラブに加入。W杯などで活躍した伊藤(旧姓市川)倫子さん(35)=山形市=らの指導を受け、中学入学後は山形東高フェンシング部の練習にも加わって腕を磨いてきた。
エペは頭からつま先までの全てが有効面で、先に剣で突いた方がポイントを得る。国内で主流のフルーレでは結果に恵まれなかったが、世界で競技人口が最も多いエペに転向した2016年11月以降、身長183センチ、体重70キロの恵まれた体格を生かしたプレーで真価を発揮し始めた。
U―17(17歳以下)国内ランキング4位(現在は6位)だった昨年10月、ヨーロッパ・カデ・サーキット(オーストリア)で国際大会初出場を果たし、続くアジア・カデ・サーキット(11月・台湾)で2位に躍進、JOCジュニアオリンピックカップ(今年1月)でも2位に入った。
大谷選手は左利きで、下半身の筋持久力に優れ、勝負勘も備える。指導者の伊藤さんは「プレーに遊びがあり、真面目過ぎない性格は対人競技向き。左利きと長身は大きな武器で、五輪出場も目指せる」と太鼓判を押す。
今春から親元を離れ、強豪の岩国工業高(山口県岩国市)に進学する。頭の中には夢への明確なプランがあり、「カデの世界選手権で優勝し、高校生でシニア日本代表に入れば、東京後のパリ五輪も見えてくる」。
大谷選手の活躍は、次世代の本県選手にとって大きな希望となっており、伊藤さんは「山形の選手が世界で活躍できることを証明してほしい」と願う。
なお、カデ日本ランキングでは現時点で6位。
あ、仙台市エペ杯の決勝コールの写真を載せてなかったのでついでに載せておく。