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全日本男子サーブル個人・決勝は吉田健人vs徳南/島村、現役引退

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◎全日本フェンシング選手権・男子サーブル 全結果

3T ストリーツ 海飛 (MS)鹿児島クラブ
3T 小久保 真旺 (MS) 法政大学
5  島村 智博 (MS) 警視庁フェンシングクラブ
6  白井 寛夢 (MS) 警視庁フェンシングクラブ
7  坪 颯登 (MS) JOCエリートアカデミー
8  渡邊 裕斗 (MS) ソフトバンク

男子サーブル東京五輪代表の徳南堅太と吉田健人が決勝進出 フェンシング全日本選手権2021年9月16日 15:22、スポニチ

フェンシング全日本選手権(個人)第1日 ( 2021年9月16日 東京・駒沢体育館 )

 男子サーブルの準決勝までが行われ、ともに東京五輪代表の徳南堅太(デロイトトーマツ)と吉田健人(警視庁)が10月3日の決勝に駒を進めた。
 徳南は準々決勝で東京五輪代表の島村智博(警視庁)を下した。試合後、島村は現役引退を表明。徳南は「東京五輪サーブルのキャプテンとしてチームをけん引してくださった尊敬できる先輩。本気で試合することが今後ないと思うと名残惜しい気持ちがあったが、相手に敬意を払って全力をぶつける思いで戦いました」と振り返った。

 自身のパリ五輪については「(気持ちは)固まっていない」という。「もしかしたら(今大会が)最後になるかもしれない」と明かし、3年ぶりの優勝に向け「約19年間の集大成をお届けできれば」と力を込めた。

 初優勝を目指す吉田は2年連続の決勝進出に「ひと安心」と安どの表情。「次の目標はパリという形で自分の中で動いている」とし、「まず全日本で優勝してW杯や2年後の五輪レースに向けて勢いをつけて、パリ五輪出場とサーブル初のメダルを獲得できるように頑張っていきたい」と五輪後初の実戦で好スタートを切る構えだ。

フェンシング東京五輪代表の島村智博が現役引退「今後は指導者として五輪を目指したい」
2021年9月16日 15:02、スポニチ

 男子サーブル東京五輪代表の島村智博(37=警視庁)が準々決勝で徳南堅太(デロイトトーマツ)に11ー15で敗れ、試合後に現役引退を表明した。
 全日本選手権では4連覇の実績がある島村はエース、キャプテンとして日本の男子サーブルをけん引してきた。最後は同じ東京五輪代表の徳南に敗れたが「今持っている力は出し切れたのでやり残しはない」とすがすがしい表情を浮かべ、「自分のフェンシング人生はきょうで終えたい」と現役を退くことを明かした。

 引退決意は東京五輪後で「パリを考えた時に今まで以上に五輪への気持ちが出てこなかったのが決め手でした」とし、今後は所属の警視庁でコーチを務めるという。長い競技人生を「周りの人に恵まれていた。人生懸けて目指した五輪の舞台に立てたことは誇りだし、周りの人のおかげで立てたので感謝しかない」と声を震わせながら振り返り、後進の育成に「長い間続けてきていろんな自分なりの視点で見ることができるので、知識と経験を伝えて今後は指導者として五輪を目指したい」と話した。