フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ

今別高校、来春より青森北高分校に

 インターハイ団体優勝経験のある、青森県立今別高校が、来春より青森北高校今別分校となる。

(以下、東奥日報)

 青森県立5高校 来春いよいよ分校化

 来春の青森県内高校の募集人員が発表され、県立高校では、県教委の統廃合計画に沿って今別、大鰐、五所川原東、深浦、八甲田の五校が分校化されて「校舎」と称することになった。校名が消え、校歌や校訓のほか、制服や校章も本校のものに替わる。生徒や教師からは一様に「寂しい」という言葉がもれる。ただ、地域の核の学校として活動していくことには変わりない。「今まで以上に学校の名を上げよう」と気持ちを新たにしている。
 校名がなくなることに生徒は「最後の一年だけ木造高深浦校舎の生徒になるのは不思議な感覚(深浦高二年女子)」「やっぱり今高がいいな(今別高三年男子)」と寂しさを隠せない。一方で「戸惑いはない。弘前南高と行事を一緒にできればいいな(大鰐高一年女子)」とドライに割り切る声や「関係ない。僕は東の生徒だから(五所東高二年男子)」と揺るぎない学校への思いを語る生徒もいた。
 制服は、来春の入学生から本校の制服を着るため、校内では旧校の制服を着る二、三年と混在することになる。今別高は男子はブレザーから青北高の詰め襟に、女子も上衣が大きく替わる。男子からは「校内の雰囲気がどんな感じになるか気になる」、女子からは「姉も通っていて愛着があるので寂しい」という声。
 「三年間、歌い続けた校歌が来年度から七戸高の校歌に替わるのが寂しい」と八甲田高三年女子は、戸惑いを隠せない。
 部活動の存続も心配の種。今別高校では教師が十四人から六人減る。木村正範校長は「運動部はフェンシングをはじめバレーボール、バドミントンに野球部を存続させたいが、指導する教師が減り大変」という。「来年の新入生が減り、部が廃止されるのではないかと心配」と八甲田高野球部一年男子の顔が曇る。
 不登校だった生徒受け入れで特色を出してきた五所東高は、来春限りで新入生の募集を停止、二〇〇九年度で閉校する予定。同校では、悩みを抱えた生徒が保健室を利用することが多いことから、三上順一校長は「来春から養護教諭が常駐しなくなることが心配」と話し、今後も同校の特色が生きることを願う。
 閉校への不安はぬぐえないが、どの学校関係者も前向きだ。「小さい学校なりに一人一人の長所を伸ばして(深浦高・藤島幹夫PTA副会長)」「伝統のフェンシングを発展させて(阿部義治今別町助役)」「八甲田の名は残る。新しい風を(大庭文武校長)」「校舎化がメリットになるように(二川原和男大鰐町長)」とエールを送る。

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 高校統廃合ということでは、フェンシング関連ではここ数年だと

・宮城
 若柳→栗原農と統合され「迫桜」(はくおう)に
 気仙沼(男子校)鼎が浦(女子高)→統合し気仙沼
 仙台二→共学に

・香川
 大川東→廃校

 参考:全国高体連フェンシング部加盟校リンク集(2004.10現在、山川先生のホームページ)