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高校選抜四国予選

 フェンシングの全国高校選抜大会四国予選は29日、香川県高松市の県立体育館で団体戦を行った。高松北が男女そろって出場した県勢は男子が2戦全勝で3年ぶり7度目の優勝。女子も1勝1敗で2位となり、ともに全国大会(3月18〜20日・群馬)の出場権をつかんだ。

 男女とも高知を除く3県の1位代表3校による総当たりリーグで争った。男子の高松北は初戦で強豪の三島(愛媛)に5―3で競り勝つと、最終戦の城ノ内(徳島)も5―2で快勝。女子は初戦で城ノ内を5―0と圧倒したものの、1勝同士で迎えた三島との最終戦は2―5で敗れた。

 ▽男子団体リーグ
高松北 5―3 三島
(高松北=永見1勝1敗、松原2勝1敗、杉山2勝1敗)
三島 5―0 城ノ内
高松北 5―2 城ノ内
(高松北=永見1勝1敗、松原2勝1敗、杉山2勝)

 ▽順位 (1)高松北2勝(2)三島1勝1敗(3)城ノ内2敗
(高松北は3年ぶり7度目の優勝)

 ▽女子団体リーグ
高松北 5―0 城ノ内
(高松北=山下2勝、黒川2勝、宮宇地1勝)
三島 5―1 城ノ内
三島 5―2 高松北
(高松北=山下2敗、黒川2勝1敗、宮宇地2敗)

 ▽順位 (1)三島2勝(2)高松北1勝1敗(3)城ノ内2敗
(三島は2年ぶり4度目の優勝)
*ともに上位2校が全国大会出場

全国へ決意新た
 男子を3年ぶりに制した高松北は初戦で強豪の三島に競り勝ち、勢いに乗った。17歳以下日本代表の相手エースに3戦全敗と全員まったく歯が立たなかったが、残りの試合でしぶとく白星を拾い、杉山主将は「チームで5勝することだけを考えていた。焦りはなかった」と胸を張った。
 近年、県内では三本松が力をつけて後塵(こうじん)を拝していたが、昨年11月の県新人大会で3年ぶりに王座を奪回。「三本松や高松の分も負けられない」(杉山主将)と城ノ内との最終戦にも快勝するなど久々の四国予選で気を吐いた。
 地元で開かれた昨年の全国大会も県2位の地元枠で出場したが、予選リーグで敗退している。春の大舞台に向け、杉山主将は「昨年は出ただけで何もできなかったけど、今回は四国代表で出る。最低でも予選リーグは突破しないと」と決意を新たにした。(四国新聞)