フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ(はてなダイアリーより移行中)

フェンシング代表落選不服の訴え却下 日本スポーツ仲裁機構

フェンシング代表落選不服の訴え却下 日本スポーツ仲裁機構(サンスポ)

 日本スポーツ仲裁機構は3日、ソウルで10~15日に行われるフェンシングのアジア選手権女子フルーレ個人の代表に選ばれなかった選手が、日本協会の選考を不服として、自身を代表に決めることを求めた申し立てを棄却したと発表した。
 日本協会は、2020年以降に獲得したポイントによる国際連盟のランキング上位4人を代表に選ぶと規定。申し立てした選手は4番目だった。
 しかし、選考方法には「海外の情勢等やむを得ない欠場」をした選手の順位の妥当性を強化本部・選考委員会で協議するとの注釈があり、協会は5番目の選手が治安上の理由で2月のメキシコでのワールドカップ(W杯)派遣を見送られたことを考慮。協議の末、この選手を代表に選出した。
 申し立てでは、2月のW杯参戦回避は「やむを得ない欠場」に当たらないと主張。新型コロナウイルスの影響で渡航できなくなった場合などが該当すると訴えたが、認められなかった。

(参考) 2021–2022 アジア選手権大会、世界選手権大会 日本代表選考方法(FJE)

① 個人(Individual)
・FIE 個人ランキング(2020年〜全獲得ポイント)上位4名
※海外の情勢等やむを得ない欠場で大会に出場できていない選手の順位の妥当性を強化本部・選考委員会にて協議し決定
② 団体(Team)
・FIE 個人ランキング(2020年〜全獲得ポイント)上位1名
・強化本部推薦の3名
(推薦対象は FIE ランキング64位・FJEランキング12位までとする)
(強化本部は、推薦対象全選手に選考理由をあらかじめ説明する。)