太田、入江らが強化費削減の抗議会見に同席へ
政府の行政刷新会議が事業仕分けでスポーツ予算の縮減が妥当と判定したことを受け、五輪に選手を派遣する日本オリンピック委員会(JOC)は1日、アーチェリーの山本博選手(日体大女短大教)やフェンシングの太田雄貴選手(森永製菓)の五輪メダリストら9人とともに東京都内で抗議の記者会見を開く。30日、JOCが発表した。
体操の冨田洋之氏やスピードスケートの黒岩敏幸氏の五輪メダリストや競泳の入江陵介選手(近大)も同席し、強化費の削減反対を訴える。
欧米諸国の強化費が100億円を超えるのに対し、日本は約27億円と少ない。JOCは発表文で「2012年ロンドン五輪などに向けた強化合宿費や遠征費などに影響が出ることは必至で、計画的に進めている強化ができなくなる恐れがある」とコメントした。(報知)