フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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ロンドン五輪・男子フルーレ個人

 今日、明日と休みなのでチェックできてますw
 全試合結果の速報はここが詳しいか。
 しかし、なんでgorin.jpはNHKのストリーミングに比べて重いんだ?
 もしかして太田効果?それともサーバが脆弱?

・2回戦
SINTES V   (FRA/9) 15V−11(10-6/5/5)千田健太(24)
BALDINI Andrea(ITA/13) 15V−6       三宅諒(20)
太田雄貴     (15) 15V−5 クライブリンク(GER/18)

・3回戦 22:40JST開始
太田雄貴(15) 14−15V(6-6/2-3/6-3/0V1) CASSARA Andrea(ITA/2)

 3回戦はgorin.jpもなく、yahoo!のテキスト速報が頼り。
 しかしこれが重いのなんの・・・。

 負けたか・・・。

 で、そのカッサーラはアブエルカセム(エジプト)に準々決勝で敗退、と。

<最終結果>
1 ShengLei(雷声) 中国
2 アラエルディン・アブエルカセム エジプト
3 ByungchulChoi 韓国
4 アンドレア・バルディニ イタリア
5 アンドレア・カッサーラ イタリア
6 バレリオ・アスプロモンテ イタリア
7 JianfeiMa 中国
8 アレクセイ・チェレミシノフ ロシア
14 太田 雄貴
20 三宅 諒
24 千田 健太

 あとから録画観たんだけど(太田の3回戦第二セットまでしか取れてなかったけど)、最近はタンデスクリムより、フレーズを優先するの?
 いや、千田の14失点目も、三宅の6点目も、ランプはポイントと反対についてたような。

 ロンドン五輪フェンシング男子フルーレ個人で北京五輪銀メダルの太田雄貴(森永製菓)は、31日(現地時間)の3回戦に臨み、アテネ五輪銅メダリストで世界ランキング1位のアンドレア・カッサーラ(イタリア)との接戦の末に敗れた。2回戦では北京五輪決勝で敗れたベンヤミン・クライブリンク(ドイツ)に快勝し、いいスタートを切ったかに思えたが、その後の試合を勝ち進むことはできなかった。
■ 組合せに恵まれなかった太田 強豪との連戦に散る
 銀メダル獲得でフェンシングを世に知らしめた北京五輪から4年。太田の初戦となった2回戦は、その北京五輪の決勝で敗れたクライブリンクとの対戦となった。
 五輪前の大会をいくつかスキップし、「ランキングが下がってもいい。誰と当たってもいいと思って準備してきた」と、この日にかけてきたが、待っていたのは厳しい組合せだった。しかし、太田は集中力を発揮して、金メダリストを圧倒した。出だし1−1から9連続ポイントで10−1と大きくリード。その後も危なげなく得点を重ね、15−5で快勝した。軽快で切れのあるプレーに、取材に集まった記者たちからも「これ、いけるんじゃない?」という声が聞こえた。
 しかし、次戦の3回戦にはさらに難敵が待ち構えていた。世界ランキング1位で、現世界チャンピオンのカッサーラとの対戦。序盤は一進一退の攻防で、第1ピリオドを終えて6−6。第2ピリオドに入って6−9とリードを許すが、192センチと長身のカッサーラに対し、素早い攻撃でポイントを奪うと、第3ピリオドで9−9の同点に持ち込んだ。「太田先輩ファイト!」という仲間の声も飛ぶなか、一時は12−10とするが、カッサーラもそう簡単にはチャンスを与えない。12−12から13−14。もう後がない状況のなか、残り6秒で最後の攻撃が決まる。土壇場で太田が同点に追いつき、延長戦に持ち込んだ。
 延長戦は1本勝負。「これを拾えれば上までいけるかなと思った」と臨んだが、無念にもポイントはカッサーラに入り、太田の3度目の五輪はベスト16という結果で終了した。
■ 強敵相手に見せた闘志 太田の転換点となるか
 銀メダリストとなってから、太田を取り囲む状況は大きく変わった。一時は燃え尽き症候群のような状態に陥り、ロンドンの出場権を得てからも、なかなかモチベーションが上がらなかったという。「調子がずっと上がりきることなく挑んだオリンピックだったので、なんとかものにしていきたかったんですけど……。ちょっと(気持ちが)まとまらないです」と悔しそうに語ったが、金メダリストと世界王者、2人の強敵を相手に見せた闘志あふれる戦いぶりからは、気持ちに再びスイッチが入り始めたことが伝わってきた。
 フルーレ個人では敗れたものの、次は五輪で初めて出場する団体戦が待っている。この日、ともに初戦で敗れた三宅諒(慶大)、千田健太(ネクサス)も個人戦のリベンジに燃えているだろう。8月5日、再びスイッチが入った太田の、仲間と力を合わせて金メダルを狙いにいく姿を楽しみに待ちたい。(スポナビ)

 メダルを取る。そのことだけ思いロンドンに乗り込んだ千田が、初戦でつまずいた。地力のあるフランス人選手に競り負け、「相手の方が一枚上」と唇をかんだ。
 立ち上がり、どこか気負いがあったのかもしれない。「積極的に仕掛ける作戦」が、裏目に出てしまい、失点を重ねた。
 世界屈指のフットワークを生かし、跳びはねるように前へ前へと攻め込んだが、千田の特長を警戒した相手に動きを読まれ、うまくかわされた。そして一瞬の隙を突かれ、カウンターからポイントを失う。そんな場面が、何度も見られた。
 その上、突きの精度もやや甘く、「ポイントを取るべきところで外してしまった」と第1セット中盤で6点差をつけられた。終盤こそ何とか盛り返したが、「序盤の点差が厳しかった」。反撃は及ばなかった。
 休日にも映像でライバルの動きを分析するなど、メダル獲得に向けて生活のすべてを競技にささげてきた。震災で傷ついた古里気仙沼を元気づけようと、気持ちも高ぶっていた。「いろんなものを背負いすぎたのかもしれない…」とぽつり。
 この日は、東日本大震災津波で亡くなった親友の小野寺諭さんの母礼子さんも、遺影を持って応援に駆けつけた。「このままでは帰れない。団体で何とかする」。千田の目つきが鋭くなった。(河北/ロンドン=大橋大介)