14日にエストニアのタリンで行われたフェンシング男子エペのワールドカップ(W杯)を制し、主要国際大会の同種目で日本勢初優勝を果たした見延和靖(ネクサス)が17日、成田空港に帰国し「とうとうやってやったという感じ」と満面の笑みで喜びを語った。
28歳の見延は準決勝で世界ランキング1位のゴチエ・グリュミエ(フランス)を破り、決勝では23歳の宇山賢(三菱電機)との日本人対決を制した。来年のリオデジャネイロ五輪出場にも前進。「(宇山も一緒に勝ち上がり)僕も頑張ろうという気持ちが大きかった。実力以上の力が出せた」と充実感に浸った。(共同)
エストニアのタリンで行われたフェンシング男子エペのワールドカップ(W杯)で優勝した見延和靖(ネクサス)が17日帰国した。成田空港で取材に応じ、同種目での日本勢初優勝に「自分でも驚いている」と話し、勝利の余韻に浸った。
準決勝で世界ランキング1位のゴティエ・グルミエ(フランス)を初めて破り、決勝は宇山賢(三菱電機)との日本人対決を制した。28歳は「結果以上に大きな自信につながった。ストレートの速いアタックが決まった」と手応えを口にした。
世界ランキングは8位に上昇し、個人と団体でリオデジャネイロ五輪出場を目指す。ロンドン五輪の男子フルーレ団体で日本は銀メダルを獲得しており、「僕らも団体で五輪に出たい気持ちが強い」と見延。ともに帰国した宇山も「団体での出場に向けて頑張っている」と意欲を示した。[時事通信社]