フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ

女子サーブル個人。江村美咲は9位に終わる。

・女子サーブル個人T32
 福島史帆実28 9-15 Olga KHARLAN UKR 5
 高嶋理沙 2510-15 Yoana ILIEVA BUL  8
 江村美咲  515-14 Olena KRAVATSKA UKR
 江村は自身の初戦となる2回戦でオレナ・クラバツカ(32=ウクライナ)と対戦し、15―14で辛勝して3回戦に進んだ。
 開始から4連続失点する苦しい立ち上がりとなった。その後、追い上げたが、10―12から3連続失点するなど突き放すことができず14―14となった。最後の1点を取りきって際どい勝利を収めた。

・女子サーブル個人T16
 江村 7-15 CHOI Sebin
女子サーブルで世界選手権2連覇の江村美咲(25)=立飛ホールディングス=が崔世彬(韓国)に7-15で敗れ、まさかの3回戦敗退となった。
 江村は第1ピリオドは序盤、一進一退だったものの、徐々にリードを許して4-8で折り返した。第2ピリオドも取り返せなかった。
 「五輪の魔物」は容赦なく世界選手権2連覇の日本選手団の旗手を襲った。(後略、デイリー)

 恐らく江村は9位。

-試合を終えて
「結果はもちろんですけど、応援してくださった方々にいい試合を届けたかったんですけど、今日の自分のフェンシングは、全然自分らしいフェンシングではなかったです。自分の弱いところ、悪いところが逆に全部出てしまって、そこを試合中にコントロールできなかったのが、本当に自分の弱かったところだと思います」

-初戦から固いように見えたが、自分の中での感触は
「1試合目からですけど、特に負けた試合は取り急ぎが目立って。2試合目までに修正したかったんですけど、それができなくて。足ももっともっと動いて戦わなきゃいけないのに、どうしても足が止まってしまって。それが何でかっていうのは、今はまだ自分で分かってない部分ではあります」

-肉体的に調子が悪いとかは
「特にけがとかはなく、コンディション的にすごくフレッシュかって言われたらそうは言えないかもしれないんですけど。でもいつも通りだったと自分としては感じてました」

-世界選手権と五輪は違ったか
「いや、舞台の問題ではなく、本当に自分の弱さの問題だと感じてます」

-去年の世界選手権は体調が悪い中で結果を出した。今回はなんとなく入ってしまった感じか
「世界選手権と比べるとよく分からないんですけど。東京の時と比べると、初めてのオリンピックっていうことはありましたし、今までにない緊張感はその時はあったんですけど。今回ももちろん緊張しましたけど、東京の時と比べるとリラックスしては挑めたと思います。ただ、それはなんとなく入ったっていう感覚は自分の中でなくて。相手に対する苦手意識とか、自分が思ったように動けない、体がついてこない部分で、気持ちをそこでぐっともう1個入れることができなかったかなとは思います」

-開幕前から旗手、金メダルを公言したりプレッシャーもあった
「(金メダル)候補にもあげていただいてたんですけど。自分がもちろん目指せる位置にはいると思いますけど、かなり近いか、っていうと『そうなのか?』っていう部分があったので。チャレンジャーの気持ちでしたし、そこの部分はすごく負担になったとは思ってないです」

-コーチとの調整
「もっともっとピスト、試合場全体を使って動け、っていう風にやってて。自分もそのプランで行こうと思っていたのに、動かなきゃいけないところで足が止まって手で対応してしまって。そこがいつもと違うというか、自分の一番悪い時の癖が出てしまった」

団体戦までの修正
「足が動かなかったのがなぜかっていうのが、今自分でもちょっとピンと来なくて。その原因というか理由が分かればもっといい試合はできるんじゃないかと思います」

-動かさなきゃと思っているけど動かない
「試合中も動かさなきゃっていう感覚っていうのはいつも思ってるけど、やっぱ動かない。仕掛けるのはまだ今じゃないとか、ここは動くところだって分かってるのにうまくいかなかった」

-パリ入りしてからの準備は問題なく
「予定通りではなくて、ちょっと軽いハプニングとかもあったんですけど、でも全然試合には間に合わせて調整できたと思ってました」

-ハプニングは
「ちょっと軽いけがというか。ひどくはないんですけど、けが手前ぐらいの痛みがあって。最後にもっと詰めて練習できるかなって思ってた部分で、休まざるをえなかった部分はありましたけど、今日までそれを引きずってたとは思わないです」

-足ですか
「太ももです」

-支えている方への思い
「本当に本当にたくさんの方に支えていただいてここに立てたと思ってました。期待もたくさんしてくださって、そういった方に胸を張ってお礼を言える試合がしたいっていうのが一番強い気持ちだったので、情けない気持ちです」

-動きの懸念はあるけど団体戦がある
「もちろん個人戦の感触がよくなかったので不安な気持ち、ここからどれだけ立て直していけるのかっていう気持ちはありますけど。そこが本当に今回のオリンピックの最後の、応援してくれる方々に届けられる自分のフェンシングになるので、最大限できること全部して、次こそいい試合、自分らしいフェンシングがしたいなって思います」

-楽しんでフェンシングをしたいと言っていたが
「楽しむまで行けずに、自分が思い通りに動けない部分でもどかしさを感じながらやってました」(以上、日刊

・女子サーブル個人準々決勝
Luca Virag SZUCS HUN 12-15 Sara BALZER FRA
COI Sebin   KOR 15-14 JEON Hayoung KOR
Theodora GKOUNTOURA GRE 13-15 Manon APITHY-BRUNET FRA
Anna MARTON     HUN 7-15  Olga KHARLAN UKR

・準決勝組み合わせ
Sara BALZER FRA - Olga KHARLAN UKR
COI Sebin KOR - Manon APITHY-BRUNET FRA