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西日本選手権

 第22回2010西日本フェンシング選手権大会が6、 7の両日、 和歌山市手平の和歌山ビッグホエールで開かれ、 ジュニア女子の部で和歌山北高校2年の三宅杏奈選手 (17) が高松北高校の鳴瀬彩子選手を10―2で下して優勝を飾った。 三宅選手が守りのスタイルを貫いての頂点。 来年1月のJOCジュニアオリンピックカップフェンシング大会に出場する。
 大会にはシニア、 少年団体、 ジュニア、 カデ、 ミニムの男女別5種目に秋田から沖縄までの強豪約500人が参加。 ジュニアとカデ上位8人はJOCジュニアオリンピックカップフェンシング大会に出場する。
 ジュニア女子予選は3分5本先取で全体勝率の高さ等を競い、 決勝トーナメントは3分10本先取で争った。 決勝では終始三宅選手がリード。 守り重視のスタイルを生かして、 対戦相手の鳴瀬選手の攻撃をかわした後のすきなどを狙ってトゥシュ (有効打) につなげていき、 10―2で圧勝した。 三宅選手は 「自分のところは、 当たりも良かった」 と満足そう。 市川真知子監督は 「危なげのない戦いぶりだった。 三宅は動きが重たいのでスピードを意識すれば、 もっと強くなる」 と期待を込めている。
 三宅選手は小学2年生からフェンシングを始めた。 母親の職場の同僚がしていたことに影響を受けて、 和歌山エスクリムズに所属して練習してきた。 現在は、 3月の全国選抜団体戦に向けて練習に励んでいる。 フェンシングに出合ってから9年が経ち、 中学進学時には他のスポーツに転向することも考えたが、 「続けていて正解だった。 基本を繰り返すことで弱点を見つけて克服していきたい」 とインターハイ優勝も視野に入れている。(和歌山新報)

結果は次の通り。

【男子】
〔シニア〕 1菊池竜也 (朝日大学) 2坪井浩平 (和歌山クラブ) 3山口徹 (同) 4小林政生 (京都クラブ)
〔ジュニア〕 1長島徳幸 (安来高校) 2辻慶謙 (平安高校) 3北村賢史 (同) 4松原大貴 (高松北高校)
〔カデ〕 1津江碧 (山口県国体選抜) 2山根一貴 (鳥取工業高校) 3竹田陸人 (TFS) 4永田良真 (岐阜各務野高校)
〔ミニム〕 1正村海渡 (TFS) 2竹田陸人 (同) 3鈴村健太 (羽島MOA) 4脇直矢 (京都フューチャーFC)
〔少年団体〕 1愛工大名電高2高松北高校3三本松高校A4山口県国体選

【女子】
〔シニア〕 1磯本真紀 (和歌山クラブ) 2家永妃里 (朝日大学) 3木村光 (立命館大学) 4木村由佳 (中京大学)
〔ジュニア〕 1三宅杏奈 (和歌山北高校) 2鳴瀬彩子 (高松北高校) 3大石栞菜 (大分豊府中高校) 4菅原李奈 (聖霊女短付属高校)
〔カデ〕 1宮脇花綸 (TFS) 2西岡真穂 (楠見中学校) 3伊藤真希 (大垣JFC) 4池田五月 (富山パレスFC)
〔ミニム〕 1宮脇花綸 (TFS) 2辻すみれ (羽島モア) 3東晟良 (和北ジュニア) 4東莉央 (同)
〔少年団体〕 1聖霊女短付属高校2和歌山北高校A3高松北高校A4三本松高校A