フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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今春創部ノーリツ初舞台 フェンシング全日本選手権 

 8日に東京・国立代々木競技場で開幕するフェンシングの全日本選手権に、企業チームのノーリツ(神戸市)が個人、団体で初出場する。フェンシング経験者の若手社員が相次いで入社し、今年4月に正式なクラブとして発足したばかり。創部1年目での快挙だが、西山勝監督は「3人とも大学時代に実績のある選手。個人も団体もベスト8を目指したい」と期待している。
 創部のきっかけは2009年春、フェンシングの強豪、朝日大(岐阜)から向竹(むかたけ)淳と安部芳隆がたまたま入社してきたことだった。県フェンシング協会理事長を務める同社の西山監督はクラブ結成を熱望。今春、2人の大学の後輩だった沢田稔章の入社で団体戦の編成人数がそろい、正式に活動が認められた。
 3人は一般社員として埼玉、横浜、三重で営業の仕事に携わるため、合同練習ができたのは数えるほど。特に向竹と安部にとって2年間のブランクは大きく、向竹は「思うように動けない歯がゆさはある」と話す。
 それでも初陣の7月の近畿予選では、男子サーブル団体の決勝で京滋綜合警備保障(滋賀)を破って優勝すると、同サーブル個人で沢田が優勝、向竹が3位に入り、それぞれ全国行きを決めた。
 全日本選手権は8〜11日に個人戦、11月下旬に団体戦が行われる。向竹は「社会人になってフェンシング5 件を続けられるのは幸せ。応援してくれる会社のためにも、クラブをもっと強くしたい」と意欲を燃やしている。(神戸新聞)

 福山市神辺町神辺旭高2年山下由吏伽(ゆりか)さん(16)と野間須千尋さん(16)が、東京都である全日本フェンシング選手権大会(8〜11日)に出場する。

 大会は、国立代々木競技場である。山下さんは突きや斬りが有効とされるサーブル個人、野間須さんは突きのみが有効のエペ個人に10日、挑む。2人は大会へ向け、同高の小体育室でフォームの確認や練習試合を繰り返している。

 山下さんは全国高校総体サーブル個人で4位になり、全国への切符を手に入れた。野間須さんは全日本フェンシング選手権大会の中国地区予選会エペ個人で4位だったが、上位選手の棄権で繰り上がり3位になり、全国大会へ駒を進めた。

 山下さんは「ベスト8を目指します」、野間須さんは「初戦突破する」と意気込んでいる。(中国新聞)