フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ

奈良県五條市、インターハイ体育館建設断念

五條市、総体フェンシング断念 2014年07月10日、読売
 来年(2015年)夏、近畿2府4県で開かれる全国高校総体(インターハイ)で、フェンシング会場に決まっていた五條市が、会場の体育館建設が困難になったとして、地元開催を断念したことがわかった。5月下旬に行った入札が不調に終わり、今後、随意契約を結んでも、工事が間に合わないと判断した。
 予定価格は約18億円。来年3月をめどに、同市上野町の上野公園に県産の木材と鉄筋コンクリートを使った2階建ての体育館を建設するとしていた。入札に参加した業者はゼロで、市は、東日本大震災被災地の復興事業や、東京五輪の関連工事による資材価格の高騰などが影響したとみている。
 樫内成吉副市長は「建設に向けて努力してきたが、残念な結果となった。市民のみなさんにおわびする」と述べた。
 会場には、「ピスト」と呼ばれる競技台を10か所設置しなければならないうえ、観客席も必要になるため、高校の体育館では広さが足りないという。
 総体の県実行委事務局(県教委)の担当者は「事実なら、代わりの会場を早急に探さなければならない」と困惑した。

 なお、2015年3月の高校選抜大会は、橿原公苑第一体育館(奈良県橿原市)で開催。