フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ

全日本個人戦・男子エペ(9/19)

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 一日待った方がいいのかな。。。新聞記事とか拾えるし。
 あ、インターハイの代替大会は9/25-27予定っぽい。

○全日本フェンシング選手権男子個人エペ1回戦

”夢を形にする男”       ”慶應のインテリフェンサー”
見延 和靖 NEXUS V15-11 關 大生 CHEVALIER DE TABLE ROUNDE

フェンシング一家のクール担当  ”長身のスナイパー”
古俣 聖  本間組   V15-10 齋藤 憲司 専修大

YOUTUBERさときんぐ       ”真面目一筋”
村上 仁紀 あおぞら病院 V15-10 伊藤 心 自衛隊体育学校

”自衛隊の次元大介”      ”兵庫が生んだやんちゃフェンサー”
坂本 圭右 自衛隊体育学校V15-11 田尻 航大 中央大

”ストイックな天才肌”     ”気合い満タンベテランの意地”
加納 虹輝 日本航空   V15-8  平野 良樹 本間組

”高校生パワーで今年こそ頂点へ””類稀なるフェンシング好き”
松本 龍  王子総合高  V15-14 安 雅人 ワセダクラブ

”足突きのスペシャリスト”   ”千葉訪問のデモンストレーションと言えばこの男!”
山本 翔磨 神戸クラブ  V15-11 古田 育男 中野建設

”10等身インテリフェンサー” ”岡山が生んだフットワーク”
宇山 賢  三菱電機   V15-10 増田 陽人 早稲田大

・準々決勝
古俣 V15-13 見延

 男子エペでも番狂わせが起きた。優勝候補のド本命だった国内ランキング1位の見延和靖(33=ネクサス)が、準々決勝で敗れた。伏兵の古俣聖(22=本間組)を相手に13-15で8強にとどめられた。
 過去3年で2度の優勝を誇り、東京オリンピック(五輪)代表入りを確実にしている山田優(26=自衛隊)が欠場した中、2年ぶり3度目の優勝を目指すも届かず。初戦もリードを許してからの逆転勝ちと、序盤から厳しい戦いが続いていた。
 18-19年シーズンには日本人初の世界ランキング年間1位になった。団体戦では、主将として今年2月のワールドカップ(W杯)バンクーバー大会(カナダ)銅メダル獲得に貢献。個人戦でも、ディフェンディングチャンピオンとして臨んだ3月のグランプリ(GP)ブダペスト大会(ハンガリー)で5位。世界相手に入賞はしていた。それでも今年の全日本では波乱に巻き込まれた。
 試合後は「負けた直後なので『悔しいです』という言葉しか出てこない」と第一声。「自粛期間中に衰えてしまった体力を戻し切れなかった。試合勘も、1回戦はフワフワしていて(敗れた)2回戦で少しはよみがえってきたけど、スイッチが入るのが遅かった」と悔やんだ。
 一方で「この半年間、こういった試合の緊張感や高揚感を味わえていなかったので。まずは開催してくれた方々に感謝したい。この試合を通じて、やっぱり『僕が生きていく場所はピスト(競技コート)上にあるな』と、あらためて感じられたので。悔しい、次は負けたくない、という気持ちも久々に沸いてきた。来年は東京五輪。次は言い訳ができないので、しっかり金メダルを勝ち取りに行きたい」と前を向いた。
 新型コロナウイルス対策として、試合前に検査(スマートアンプ法)を受けるなど特別だった大会については「これまで緊張したことないような感覚、時間だった。みんなの中でも味わったことないような緊張感が出ていたけど、陰性と確認されてからはノビノビできていた。慣れない経験ではあったけど、これがNEW STANDARD(新基準)になっていくんだろうな」と振り返った。
 今後の大会は未定。再び流動的な生活に戻るが「自分で求めていくこと、できることを探していくことが大事になる。まだ練習に制限はかかると思う。これまで通りの練習はできないと思う。一方で、まだまだ本来の状態を取り戻せていないので、東京五輪に向けて高めていくしかない。僕個人の目標としては『世界最強のフェンサーになる』がある。これは試合があろうがなかろうが関係ない。自分と、どう向き合って突き詰めていくか」。
 不完全燃焼も、覚悟を決め直し、将来への課題を再確認できた1日となった。(日刊)

坂本 V15-8  村上
加納 V15-9  松本
宇山 V15-8  山本


・準決勝
坂本 V15-8  古俣
宇山 V15-12 加納



 皆様お疲れ様でした。

自衛隊次元大介
坂本 圭右(さかもと・けいすけ)自衛隊体育学校 36歳 右利き 178センチ
世界ランキング 143位
国内ランキング 5位
今大会への意気込み「生まれ変わってフェンシングやったら頑張ります!」

 元世界ランク1位の見延和靖が準々決勝で敗退。代表主将の見延でも新型コロナ禍の影響を認めた後、取材に応じた坂本から衝撃発言が出た。
「僕、去年で引退したんで練習してません」
自衛隊近代五種班コーチに転じており「引退試合のつもり。なぜ勝てたか聞かれても分からない」と笑い飛ばした。
 大半の選手が半年ぶりの実戦で口にした過緊張と無縁だった結果なのか。8年ぶり4度目の優勝に王手をかけた。決勝では宇山賢と対戦する。(日刊)
  vs

”10等身インテリフェンサー”
宇山 賢(うやま・さとる)三菱電機 28歳 右利き 189センチ
世界ランキング 17位
国内ランキング 3位
今大会への意気込み「今できる事を精一杯頑張ります!応援宜しくお願い致します!」



 決勝はすべて9/26(土)開催。

 フェンシングの全日本選手権を運営している日本協会の報道事務局は19日、東京・駒沢体育館で開催した男女6種目(フルーレ、エペ、サーブル)のライブ配信に関する、予選終了時の各種データを公表した。
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で無観客になった大会を、オンラインで世に届けようと全試合をインターネット配信。同時に、配信プラットフォーム上で募っていたギフティング(投げ銭)制度には3日間で3万1500円が寄せられた。初日が4500円、2日まで計1万500円で、最終日にぴったり3倍の額が大会への支援として視聴者から届いた。
ライブ配信のPV数は3万9800を数えた。2日目から解説も追加。予選の全試合が分かりやすく見られるという、意外と例がない試みに一定のアクセスがあったことが分かり、来年以降への参考情報となる。
 26日の決勝はABEMAで完全生中継される。日本協会の太田雄貴会長(34)は「スポーツ史に残るだろう、新時代の観戦方法(配信)をお見せしたい。2つのチャンネルを駆使して一方はノーマル映像、もう一方はテクニカルに特化した内容にしたい。メディアアートに興味がある人にとっては、こういう見せ方もあるんだ、と感じてもらえる内容になっている。ゲームのような世界観であったり(可視化技術)フェンシング・ビジュアライズドの進化版であったり、3Dであったり。当日まで極秘にしているネタもあるので、お楽しみに!」と当日の視聴を呼び掛けた。(日刊)