【フェンシング】武井壮会長が任期満了で退任の意向 背景に太田雄貴前会長との確執も
2022年11月19日 11:08
東スポWEB
日本フェンシング協会の武井壮会長(49)が19日までに、任期満了のタイミングで退任の意向を示していることがわかった。
昨年6月に五輪2大会銀メダルの太田雄貴前会長(36)からの要請を受けて就任。当初は断っていたが、陸上の十種競技で日本一に輝きながらも、アスリートとしては知名度を上げることができなかった経験から「スポーツ選手で競技だけで成功する人は非常に少ない。アスリートだけがギャンブルのような状態では、安心して過ごせるアスリート界ができない。たくさんの人に応援されて、自分の人生を豊かにすることができるスポーツ界をつくりたい」との思いで大役を担ってきた。
しかし、関係者によると、エペ日本代表が6月の沖縄合宿でレジャーに興じていた問題が明るみとなって以降、太田前会長との関係性が悪化したという。7月の取材では、会長職の続投について「みなさんが決めることなので、どうなるかわかりません」と言葉を濁していたものの、苦渋の決断を下すことになりそうだ。
武井壮さん、フェンシング協会長退任「ネガティブな理由ではない」…後任は「幻の五輪代表」(読売)
日本フェンシング協会は19日、東京都内で理事会と総会を開き、タレントの武井壮会長(49)が任期満了で退任し、後任に宮城県スポーツ協会理事の千田健一氏(66)が就任することを決めた。千田氏は日本がボイコットした1980年モスクワ五輪の幻の日本代表で、新会長の任期は2年。
武井会長は「決してネガティブな理由による退任ではない。1年半活動し、いろいろと勉強になった。今後の活動に生かしたい」と振り返った。千田氏は「全国にもっともっとフェンシング競技を広げたい」と意気込んだ。
とりあえづ、お疲れさまでした。