フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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明日から世界ジュニア。

 3/22 河北新報より。

 フェンシングの世界ジュニア・カデ選手権(3月23−30日・オーストリア)のカデ(16歳以下)女子エペに、宮城・宮城学院高1年の阿部紗弓(16)が初出場する。1月のJOCジュニアオリンピックカップで同種目4位に入り、初の日本代表に選ばれた。「勝利に懸ける気持ちは外国選手にも負けない。優勝を目指す」と一歩も譲る気はない。
 ジュニアオリンピックカップでは、準々決勝で第1シード選手を下したが、3位決定戦で昨年のエペ代表の弘瀬千夏(高知・高知追手前高)に惜敗、3位までに与えられる代表権は逃した。
 だが、日本フェンシング協会から大会後、吉報が届いた。弘瀬がフルーレ代表に選出されたためエペの代表枠が空き、阿部が選ばれた。
 「びっくりして泣いてしまった」と振り返る。技術を磨こうと全身が突きの有効面となるエペに取り組み始めたのが昨年11月。短期間で世界切符をつかんだ驚きと喜びは大きかった。
 秋田市出身。小学4年の時、秋田市ジュニアフェンサーズでフルーレを始めた。翌年、早くも全国大会に出場し、中学でも2、3年時に全国の舞台を踏んだ。
 昨年3月、父親の転勤で仙台市へ引っ越し、宮城学院高に入学。順調だったそれまでと異なり、大会で上位に入れない時期が続いた。中学時代に陸上の100メートル走で培った瞬発力に頼るあまり、「やみくもな攻めが目立った」と、同校フェンシング班の真弓政弘顧問は分析する。
 だが、正確な剣の操作技術や忍耐強さ、相手の出方を読んで反撃する判断力を養おうと練習に励んだ結果、ジュニアオリンピックでの活躍につながった。
 創立40年を超えるフェンシング班で初の日本代表。「海外の選手と剣を交えるめったにない機会。楽しみたい」と抱負を語った。

 というわけで、明日開幕です。