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フェンシング女子・巻下 夢の五輪へ一直線

 躍進する日本のフェンシング界で最も勢いがある。女子フルーレの特別強化選手で最年少の23歳、巻下陽子(秋田ク)は「体力や筋力の変化が最近自分でもすごく分かる」と成長を実感する。昨年10月の世界選手権で日本の史上初のメダルとなる団体3位に貢献し、同12月の全日本選手権の個人で初優勝した。
 北京五輪を見据え、昨春始まった「500日合宿」に選ばれたが「体力的にきつく、最初にダウンした」と笑った。毎日6時間の練習漬けで初めて筋力強化を取り入れ、今は「苦手だったパワー系の数値が1.5倍になった」と自信を見せた。
 福井県坂井市の実家に元選手だった父がつくったフェンシング道場で小学1年の時に剣を握ったのが原点にある。「勝ち負けより、練習態度や礼儀に厳しかった」。高校総体を制した福井の武生商高から中大に進んだ。ドーハ・アジア大会は大学の先輩で気仙沼市を拠点に活動している菅原智恵子(宮城ク)に初めて勝つなどし、銅メダルを獲得した。
 長期合宿でウクライナ人コーチの指導を受け「新しい発想から攻守にパターンが増えた」と話した。勝負の駆け引きを覚えたホープは「未知の世界なので夢をかなえたい」という五輪出場を果たし、団体での活躍を狙う。(1/25河北新報・要会員登録)

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 ところで、福井県坂井市っていつの間に?