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ドーピングで選手失格

 フェンシング男子フルーレの大野幸太(三重ク)が昨年12月に新潟で開催された全日本選手権のドーピング検査で陽性反応を示し、日本アンチ・ドーピング機構(JADA)から3カ月間の資格停止処分を受けたことが11日、分かった。日本フェンシング協会によると、国内選手のドーピング違反は初めて。
 同選手は全日本選手権の決勝トーナメント2回戦で北京五輪銀メダルの太田雄貴(森永製菓)に敗れた。試合後の検査で服用していた市販の風邪薬に含まれる禁止物質で興奮薬のメチルエフェドリンが検出された。1月31日に開かれた聴聞会の結果、同日から3カ月間の資格停止と同選手権の競技成績を抹消された。
 日本協会の張西厚志専務理事は「選手の不注意で出たことで、本当にお恥ずかしい話。うっかりでは済まされず、ドーピング教育を周知徹底していきたい」と話した。(スポニチ)