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高校選抜四国予選

 フェンシングの全国高校選抜大会四国予選は30日、香川県高松市福岡町の香川県立体育館で団体戦を行い、香川県代表で創部5年目の三本松が初の男女優勝を果たした。
 三本松の優勝は男子が2年連続2度目、女子は初めて。上位2校が全国大会(3月26〜28日・高松市総合体育館)に進む。男女で県予選2位の高松北も開催地枠での全国大会出場が決まった。
 男女とも高知を除く3県の1位代表3校による総当たりリーグで争った。大会初出場の女子の三本松は開幕戦で全国大会連覇を狙う三島(愛媛)に5―4で逆転勝ち。4勝4敗のタイに戻し最終9人目で松本が2点ビハインドから5連続ポイントを奪い勝負を決めた。城ノ内(徳島)との第2戦は5―0と圧倒した。
 男子は初戦の三島に5―2で快勝、第2戦の城ノ内も5―1と寄せ付けず、2連覇した。

 ▽男子団体リーグ
三本松 5―2 三島
(三本松=長谷川2勝、長町1勝、谷口2勝1敗、清川1敗)
三島 5―1 城ノ内
三本松 5―1 城ノ内
(三本松=長谷川2勝、藤井1勝1敗、谷口2勝)
 ▽順位 (1)三本松2勝(2)三島1勝1敗(3)城ノ内2敗
(三本松は2年連続2度目の優勝)

 ▽女子団体リーグ
三本松 5―4 三島
(三本松=松本3勝、島津1勝2敗、安冨1勝2敗)
三島 5―0 城ノ内
三本松 5―0 城ノ内
(三本松=中嶋2勝、松本1勝、山根2勝)
 ▽順位 (1)三本松2勝(2)三島1勝1敗(3)城ノ内2敗
(三本松は初優勝)

地元開催へ闘志
 三本松は創部5年目で念願のアベック優勝。地元開催の全国大会に向け、大きく弾みをつけた。
 中でも四国予選初出場の女子は昨年の全国高校選抜と国体を制したメンバーが残る三島(愛媛)から金星。宿敵との一戦では、サウスポーの松本が出場した3人の中で唯一、無傷の3連勝と気を吐き、「足を使って粘り強くしのげば何とかなる。リードされても最後まで集中を切らさずに戦えた」と胸を張った。
 男子の市ケ谷、女子の高木両監督は「1位と2位では全然違う。大きな勝利」と口をそろえる。フェンシング界では新興勢力の三本松だが、晴れ舞台で地元の意地を見せられるか。松本は「もちろん優勝を狙います」と高らかに宣言した。(四国新聞)