フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ

モスクワ世界選手権2日目

 フェンシングの世界選手権第2日は14日、モスクワで行われ、男子サーブル個人で徳南堅太(デロイトトーマツコンサルティング)は1回戦で米国選手に勝ったが、2回戦でルーマニア選手に9―15で敗れた。女子サーブル個人1回戦では菊地美香(警視庁)がロシア選手に10―15、田村紀佳(ネクサス)はポーランド選手に13―15で敗れた。(スポニチ/共同)

◎女子サーブル個人
41位 田村 紀佳 NEXUS
60位 菊地 美香 警視庁

反撃遅れた田村=世界フェンシング
 サーブル女子の田村は終盤に粘りを見せたが遅かった。立ち上がりには攻撃の腕を引いてしまい、リードを許す展開に。7−14と追い込まれてからようやく、「もう手を出すだけ」と開き直った。思い切った攻めで6連続ポイント。1点差まで追い上げたが、決勝点を奪われて力尽きた。
 2度目の世界選手権で初めて決勝トーナメントに進んだ24歳は、「五輪に出たい気持ちを忘れず、また挑戦していきたい」と話した。(モスクワ時事)(2015/07/14-20:05)
 フェンシング・世界選手権第2日(14日、モスクワ)女子サーブルの菊地と田村は欧州勢に屈し、ともに悔しさを隠し切れなかった。菊地は直前合宿で一緒に練習した格上の相手と対戦。「(戦い方が)ばれていたのかな、と勝手に思ってしまった」と慎重になってペースを持っていかれた。
 社会人になってから五輪を強く意識するようになったという田村は7−14から「開き直った」とシンプルな攻めで6ポイントを連取したが及ばず「もっと最初からやっておけばよかった」と視線を落とした。(共同)

◎男子サーブル個人
25位 徳南 堅太 デロイトトーマツコンサルティング

徳南、スピードに苦しむ=世界フェンシング
 男子サーブルの徳南は、スピードのある世界ランク4位の強敵に苦しめられた。カウンターでポイントを取る作戦だったが、序盤からドルニチャヌに攻め込まれ、「求めていたものが出せなかった。始まった瞬間に点を取られた」。途中からは前に出る攻めを交えて3連続ポイントを奪ったものの、最後は2度目の反則で試合を終えた。
 2回戦に進んだのは初めて。暗い会場で照明に浮かび上がるピストに立ち、「雰囲気が違った。ああいう場で戦って、いい経験をした」。悔しさとともに、成長も実感していた。(モスクワ時事)(2015/07/14-23:07)

◎男子エペ個人
73位 山田 優  日本大
98位 宇山 賢  香川クラブ

見延和靖(NEXUS)は16番で予選免除、トーナメント1回戦でKWEON Youngjun KOR(世界ランク54位)と対戦。
坂本圭右(自衛隊体育学校)は勝ち上がって55番シードでトーナメント進出、1回戦でSUKHOV Pavel RUS(世界ランク11位)と対戦。

◎女子エペ個人
佐藤希望(大垣共立銀行)が43番シードでトーナメント進出。
下大川綾華(テクマトリックス)66位、大橋里衣(なとり)71位、山田あゆみ(城北信用金庫)79位。