フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ(はてなダイアリーより移行中)

明日から高校総体代替大会

 フェンシングの高校総体代替大会となる、HIGH SCHOOL JAPAN CUP 2020は、9月25-27日まで、神奈川・箱根町総合体育館(星槎レイクアリーナ箱根)で開催される。

 大会公式サイトはこちら

9/25 金 男F・女S
9/26 土 男E・女F
9/27 日 男S・女E

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止された全国高校総合体育大会(高校総体)に代わる高校生のフェンシング大会として、「High School Japan Cup(ハイスクールジャパンカップ)2020」が25~27日に神奈川・星槎レイクアリーナ箱根で開催される。今夏、集大成の場を失った高校3年生を中心に、全国の約200選手が参加する。
 大会開催には、多数の五輪経験者や現役の日本代表が賛同。コロナ対策で負担が増した約2000万円に及ぶ開催費の工面は、スポンサーからの協賛金や物的支援のほか、269人が計約450万円を支援したクラウドファンディングなどでめどが立った。
 女子フルーレ日本代表の東莉央と妹の晟良(ともに日体大)は自身のシルエットをデザインしたファッションマスクの売上金の一部を大会に寄付。莉央は「新しい形の大会で、高校生のみんなが楽しんで試合ができればいいなと思う」と望んだ。
 会場に入る関係者は試合前に医師のメディカルチェックを受ける。選手は競技マスクの内側に飛沫(ひまつ)を防ぐシールドを装着。審判のコールはモバイル拡声器を通すこととし、大声を出さずに済む工夫をした。通路を一方通行にして対人接触を減らし、靴底の消毒なども徹底する。
 大会は無観客で行われるが、映像をインターネット配信して一般の観戦も可能に。ボイコットで日本選手が出場できなかった1980年モスクワ五輪のフェンシング代表だった千田健一大会長は「何とか最後の発表の場をつくってあげたい。今大会で成長した自分を実感してほしい」と話している。(時事)