フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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全日本男子E個人

 ▽男子個人エペ決勝トーナメント1回戦
市ケ谷(香川ク) 15―11 草野(大分ク)
坂(早稲田大) 15―4 藤長(日体大

 ▽2回戦
持田(大分ク) 15―9 市ケ谷
坂15―10 伊 藤(朝日大)
          
 ▽準々決勝
坂 15―7 坂本(茨城ク)
          
 ▽準決勝
坂 12―11 岩田(大分ク)
          
 ▽決勝
持田 15―10 坂

「集中力切れた」坂
 ○…相手への圧倒的な地元声援に押されるように坂(早大=高松高出)は、ずるずるっと引き離された。男子個人エペ決勝。幸先良く2点をリードしたが、「逆に集中力が切れてしまった」。連続5点を相手に与え、流れを失った。
 「(相手の)持田さんは同じナショナルチームのベテラン。ここ一番の集中力でリードを広げられた」と反省。「気持ちが焦って」点を取りにいった“速攻”も相手の格好の的になり、さらに点差がついてしまった。
 これまでこの大会は8強が最高。北京五輪を最終目標に置く坂にとっては「本気で挑むのは最後だった」。初タイトルに執着していただけに「1、2位は雲泥の差」と悔しさありあり。それでも「これで天狗にならずに頑張ることができる」と前向きに気持ちを切り替え、五輪への執着心をさらに高めていた。(四国新聞


ベテラン持田 初V 全日本フェンシング選手権 

 2008年大分国体のリハーサル大会を兼ねた第60回全日本フェンシング選手権大会第2日は14日、日田市総合体育館であった。13日に引き続き男女フルーレ団体の準決勝、決勝と、男女エペ個人の1回戦から決勝までが行われた。
 フルーレ団体で前回大会の3位以上を目指していた女子の大分クラブは準決勝で秋田クラブと対戦し、接戦の末、敗退。3位決定戦でも力を発揮できず、4位に終わった。
 エペ個人戦は男女とも40人が出場。予選リーグを勝ち抜いた24人がトーナメントで優勝を争った。県勢男子は持田彰久(情報科学高教)がベテランの強さを見せつけて同大会での初優勝を飾った。岩田諭(県大分土木事務所)は準決勝で延長戦の末、敗れ3位。
 県勢女子は高いづみ(大分市役所)が3位に入賞した。

国内初カラーゾーン
 ○…会場には、試合を行うピスト(コート、2メートル×18メートル)を設置する、ブルー、レッド、イエロー、グリーンのカラーゾーンが登場した。カラーゾーンはフェンシング国際連盟ではルールで規定されているが、国内大会での起用は初めて。国際大会の参加経験が豊富な江村宏二競技運営副委員長(全日本フェンシングチーム監督、日田教育事務所)が提案した。八つのピストのうち半分が色分けされた会場は、ピストを番号で識別するよりも分かりやすく、明るい雰囲気に。
 このほか、予選の段階からアップテンポな曲をバックに選手入場を行い、観客にアピールするなど、競技のイメージアップが図られ準々決の接戦乗り切り勢い
 男子エペ個人で優勝した持田彰久(情報科学高教)は準々決勝で、同じナショナルチームの西田祥吾(東京都・騎士の会)と対戦。同点のまま試合終了まで残り1秒、持田はポイントを挙げ激戦を制すると、準決勝、決勝と勢いは止まらなかった。
 「きょうは突きがイメージ通りで、準々決勝の接戦も乗り切れた。毎回優勝を目指しているが、今回は地元開催でもあり、初優勝はうれしい」と顔をほころばせた。(OITA GODO)