五輪招致:「日本のファン情熱的」フェンシング太田訴え
毎日新聞 2013年05月30日 22時00分（最終更新 05月31日 12時11分）
【サンクトペテルブルク（ロシア）藤野智成】２０２０年夏季五輪開催地決定までの４度にわたるプレゼンテーション（概要説明）。３０日に当地で開催された国際スポーツ会議「スポーツアコード」の場でその第１弾が行われ、東京招致委員会は登壇した６人全員が、運営力の高さを全面的にアピールした。
今回は、国際競技連盟（ＩＦ）代表が集まる会議だけに、招致委は、競技者にとって、東京で開催する利点に重点を置いた。１９７６年モントリオール五輪バレーボール女子金メダリストの荒木田裕子・招致委理事は、東京圏の３３会場のうち選手村から半径８キロ圏内に２８カ所があるコンパクトな会場配置を強調した。
冬のスピードスケート、夏の自転車で計７回の五輪出場経験を誇る東京招致委理事の橋本聖子・参院議員は、２０１１年に制定したスポーツ基本法の理念を持ち出し、政党の垣根を越えたスポーツ振興を訴えた。
招致アンバサダーのロンドン五輪フェンシング男子フルーレ団体銀メダルの太田雄貴（森永製菓）は、ロンドン五輪後に、５０万人を集めたメダリストのパレードを紹介し、「２０年に起こるであろう情熱を想像してほしい。どの競技会場も色鮮やかで歓声にあふれ、尊敬の念に満ちている。日本のファンは情熱的で、フェアプレーの精神を尊ぶ」と熱弁を振るった。（後略）
併せて、ＩＯＣは２９日、ロンドン五輪のテレビ放送実績などを基に２６競技を評価した５段階のランク分けを公表し、最高のＡに陸上、水泳、体操が入った。
レスリングとテコンドーは４番目のＤ、近代五種は最下位のＥランクとなり２０年夏季五輪の実施競技を見直した際に評価が低かったことを裏付けた。Ｂはサッカー、バスケットボール、バレーボール、自転車、テニスで、Ｃに柔道、ボクシング、卓球、アーチェリーなどが入った。
ランク分けは、１６年リオデジャネイロ五輪の収入を各国際競技連盟（ＩＦ）に分配する際の配分率に反映される。ロンドン五輪での各ＩＦへの分配金は、北京五輪の約１・７６倍の５億１９６０万ドル（約５２５億円）となった。（スポニチ）
詳細は以下。フェンシングはＤランク。（yahoo.com／AP）
The second-tier Group B comprises basketball, cycling, football, tennis and volleyball.
Group C has archery, badminton, boxing, judo, rowing, shooting, table tennis and weightlifting.
Group D is made up of canoe/kayaking, equestrian（馬術）, fencing, handball, field hockey, sailing, taekwondo, triathlon and wrestling.
Group E has modern pentathlon, golf and rugby. Golf and rugby are new sports for Rio and were put in the bottom rung because there is no way to gauge their revenue impact.
