フェンシングつれづれ(RENEWAL)

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皇甫蘭がV宣言

 8月6日に競技を開始する全国高校総体フェンシングの女子フルーレに、大分・岩田高1年の皇甫蘭(ファンボ・ラン)が挑む。父は元サッカー韓国代表MFで、J1大分トリニータの副社長を務める皇甫官ファンボ・カン)氏。6月の県大会個人戦決勝リーグで、世界カデ(14〜16歳)選手権(4月・英国)に出場した大石栞菜(大分豊府2年)を破って初優勝した。父も絶賛する瞬発力で、全国、さらに世界を見据えている。
 父譲りの強気なフェンサーが、全国の強豪と相まみえる。「出るからには優勝したい」。皇甫蘭は高らかに宣言した。父の皇甫官氏は1990年のサッカーW杯イタリア大会に韓国代表で出場。スペイン戦で時速114キロの弾丸FKを決め、世界中の注目を浴びた。勝負どころでの強心臓は、娘も確実に受け継いでいる。

 6月の大分県大会女子フルーレ個人決勝リーグ(5本先取、試合時間3分)。1月の全国大会「ジュニア・オリンピック」でカデ(14〜16歳)の女子フルーレを制した大石栞菜との一戦は、どちらもポイントを奪えないまま、1本先取の延長にもつれた。開始約40秒。「動いている間に、自然と間合いに入れた」。相手の体の上から突き、勝利をもぎ取った。

フェンシングを始めたのは小学4年。
水泳やバレエなどにも興味があったが、大分市内で活動しているフェンシングクラブ
「Jr. F・OITA」の練習に目を奪われた。
「小さいことから、父からもらったおもちゃの剣を振り回すのが好きだったから。
フェンシングも面白そうに見えた」

天性の脚力と167センチの長身によるリーチの長さを武器に、一気に台頭。
小学6年時にドイツの国際大会「ケーニヒ国際」で3位に入った。
「遠い間合いからでも突いてくる。瞬発力もすごい」。
岩田高のチームメートで、蘭とともに全国総体女子フルーレの個人戦に出場する渡辺咲(2年)は目を見張る。

最近、父のW杯での“キャノンシュート”をDVDで見たという。
「父がすごい人とは聞いていたけど、映像を見てびっくりした。私も世界の舞台に出てみたい」。
全国総体を、そのステップにする。(西日本新聞)

 すげー、芸スポにまでスレ立ってるよ。こちら。