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河北新報に淡路の記事

 河北新報淡路卓(NEXUS)の記事が。河北新報東京支社・大橋大介記者の記事なんで他では読めないし、淡路をここまでフューチャーする記事って日大新聞か河北くらいでないとないだろう(気仙沼かほくでも当然ありえないし)。

 ロンドン五輪に出場するフェンシング男子フルーレ団体の日本代表(3人)を目指し、淡路卓(ネクサス、宮城・東北工大高出)が、必死のアピールを続けている。左手中指のけがのため、2月下旬から約1カ月をリハビリに費やした。久々の実戦となった4月下旬の二つの国際大会では、試合を重ねるごとに調子を上げた。

 28、29日に和歌山市で開催された高円宮牌ワールドカップ(W杯)。予選リーグを突破し、2回戦で敗れたが、確かな手応えをつかんだ。「気持ちの入った試合ができた。本来の自分に戻りつつある」
 直前のアジア選手権和歌山市)では、特に団体戦で調子が悪かった。記者会見では太田雄貴(森永製菓)から「きょうは卓が爆発すると思ったが、逆の意味で爆発した」と厳しく指摘されたほどだった。
 1月から痛みがあった左手中指は、2月下旬に骨膜炎と診断された。リハビリを挟んで試合は約2カ月ぶり。動きに迷いがあったという。
 大会後の休養日、1人で大阪へ向かった。ストレス解消のために食べ歩きをしながら「自分を見つめ直したかった」という。代表入り争いの重圧を感じ、考え過ぎていることに気づいた。
 「本来、自分は本能のままに動くタイプ。何も考えずに動き回ろう」。気持ちを切り替えて挑んだW杯では、予選から足を使った躍動感あふれる本来の動きを見せた。
 代表は5月下旬にも発表される。太田、千田健太(ネクサス、宮城・気仙沼高−中大出)の2人は有力で、三宅諒(慶大)との3番手争いになりそう。今春、日大を中退してネクサスに入社した22歳は「力を出し切れば代表に入る自信はある」と言い切った。