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三宅、uber eats始める

 

tc三宅 UberEatsバイト初日「8軒回って4688円」 無収入のフェンシング銀メダリストが成果報告2020年5月1日 05:30、スポニチ

 12年ロンドン五輪のフェンシング男子フルーレ団体銀メダリスト、三宅諒(29=フェンシングステージ)が30日、配信サイト「note」に文章をアップ。29日に始めたフードデリバリーサービス「UberEats」での配達アルバイトについて、「8軒回って4688円でした!」と初日の成果を報告した。
 三宅は3月下旬、日本協会から届いた海外遠征などの費用約67万円の請求書を自身のツイッターに投稿して話題に。これまでスポンサー企業の支援を受けて活動してきたが、五輪が1年延期となり現在は企業と契約保留の状態で収入がなかった。

 国際大会が再開されれば、もちろん出場する予定。練習拠点も閉鎖されているが、「体力面の衰えを防ぐことができ、密の状態を極力避けられる仕事を探した結果」と配達バイトを始めるに至った理由を説明し、「まずは自分で遠征費を稼ごうと思った。何としても遠征にいかなければならない」とつづった。

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バイト始めたフェンシング三宅、目的は日銭でなく…
2020年5月1日7時0分、日刊

12年ロンドンオリンピック(五輪)フェンシング男子フルーレ団体の銀メダリストで、異例の出前アルバイトを始めた三宅諒(29=フェンシングステージ)が4月30日、電話取材に応じ、初日の成果を報告した。来夏に延期された東京五輪を目指すための追加遠征費など約500万円の調達を目標に掲げ、第1歩となる計8件の配達で4688円を稼いだ。自力で夢舞台へ。今後も継続し、応援されるに値する人間性を高めていく。

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たった1日で三宅を取り巻く環境が激変した。29日未明、投稿サイト「note」に「明日からバイトを始めます。」とつづったところ、立て続けに全国放送の民放生番組にリモート出演。食事デリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」配達開始を報告していた。本紙にも「こんなに反響があるとは。五輪で結果を出した時よりも…」と苦笑い。オリンピアン、メダリストとして異例。無理もなかった。

ウーバーイーツは個人事業主として配達を受注し、店舗で受け取った商品を届ける仕事。本業が競技の三宅にはバイトになる。初日の29日は実働5時間。都内の日本発祥ハンバーガーチェーンや唐揚げ店の品を計8件、自転車で運んだ。「足腰の鍛錬も兼ねられる職種を選んだ。『置き配』指定のカスタマーさんが多く接触も避けられる。手渡しもあるけど、マスクもしているので気付かれない」。報酬は相場通りの計4688円。30日は代表チームのオンライン合同練習が始まるまで、午前中に1時間ほど待機したが依頼はなかった。

銀メダルはあるが「お金がない」。先月も1カ月の活動で67万円超の請求があった。五輪延期で、さらに500万円が必要に。「遠征費が250万~300万円。残りは生活費や練習環境の整備」。夢舞台へ自ら働くことにした。ただ、今後も継続するが「これだけで500万円を稼げたら、もう配達員が本業になっちゃう(笑い)」。フックの1つとして支援者を募る。個人スポンサー3社との契約満了も「実際は保留。新型コロナで練習できない、試合もない状況で契約延長の期待に応える自信がなかった」。バイトの目的は、日銭稼ぎではなく応援される人間性を高めるためだ。

異例の挑戦に賛否あったが「アスリートは、1人でも応援してくれる方がいれば頑張れる生き物。うれしい」と悲壮感はない。「ピストの上の哲学者」が自ら決めたことだ。【木下淳】

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 なんか、これでひるおび!とか、NEWS23とかに出て、「ひるおびに出てるくらいだったらUberEatsで稼げ」みたいなツッコミもあったが。。。

 詳しくは本人のnoteを見た方が早いか。