日本 男子エペ団体で初の金メダル フェンシング世界選手権
2025年7月31日 1時36分、NHK
ジョージアで行われたフェンシングの世界選手権、男子エペ団体で、パリオリンピックで銀メダルの日本は、決勝でハンガリーに45対35で勝って金メダルを獲得しました。
日本が世界選手権のこの種目で、金メダルを獲得したのは初めてです。
ジョージアのトビリシで開催されたフェンシングの世界選手権は大会最終日の30日、男子エペと女子サーブルの団体が行われました。
男子エペ団体には、2024年のパリオリンピックで銀メダルを獲得した日本が、今大会個人で金メダルの加納虹輝選手、個人で銅メダルの山田優選手、古俣聖選手、それに浅海聖哉選手のメンバーで臨みました。
団体は1チーム3人ずつが総当たりで戦い、9回の対戦で先に45ポイントを取ったチームか、合計ポイントの多いチームが勝ちとなります。
世界ランキング1位の日本は、準決勝でカザフスタンに競り勝って決勝に進みました。
決勝はパリオリンピック金メダルのハンガリーと対戦し、第3試合で山田選手が、背中側に剣を通して相手を突く巧みな技などで8対4とリードを広げ、主導権を握りました。
7ポイントリードで迎えた最終の第9試合では、加納選手がキレのあるステップと鋭い突きで攻撃の手を緩めず、一気に18ポイントをあげ、45対35で勝って金メダルを獲得しました。
日本はパリ大会の決勝で敗れた相手から勝利を挙げ、世界選手権のこの種目で初めての金メダルです。
また加納選手は今大会、個人との2冠を達成しました。
一方、女子サーブル団体では、パリオリンピックで銅メダルの日本がエースの江村美咲選手、尾崎世梨選手、金子優衣奈選手、佐野佑衣選手で臨み、3位決定戦でハンガリーと対戦しました。
日本は4ポイントを追う第2試合で、江村選手が速さのあるステップを生かして10対8と逆転しましたが、その後は相手の攻撃を止められず失点を重ね、34対45で敗れ4位でした。
○女子サーブル団体決勝 FRA 45V-37 KOR
というわけで、皆様お疲れ様でした。