フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ(はてなダイアリーより移行中)

新聞記事補足。

 こんなのも見つけました。山陽新聞一気にいきます。

・フェンシング 少年男子無念の予選敗退(9/10)
 少年男子は予選リーグの1回戦(3チーム)で2敗し、2回戦に勝ち上がれなかった。エースの岡田は「力を出せず悔しい。もっと試合がしたかった」と、うなだれた。
 「初戦の鹿児島戦を落としたのがすべて」と恒松監督。1番手の廣金が幸先良く勝利したものの、続く岡田は4−3から2ポイント連取され敗退。難波は微妙な判定が相手の得点となるなど運もなく、3−2から逆転された。格上の東京戦は難波が意地を見せたが、1勝2敗で及ばなかった。
 試合後、選手らは無念の表情を浮かべた。難波は「応援してくれる方たちに勝って感謝の気持ちを伝えたかった」と涙を流し、中学2年から地元国体を目指してきた廣金は「終わってみればあっけない。悲しい」と、声を沈ませた。

・フェンシング 成年男子フルーレ 7年ぶり16強進出(9/10)
苦境からはい上がり、7年ぶりのベスト16に進出した。成年男子フルーレの岡山。監督兼選手の増田は「簡単に勝てないのは分かっていたが、競技初日にいい成績が残せてよかった。これで勢いづくはず」。自然と表情がほころんだ。
 1敗後に迎えた予選リーグ2回戦(3チーム)の静岡戦がヤマ場だった。負ければ敗退が決まる。これまで好調の1番手松崎がまさかの敗北。暗雲漂ったが、続く藤田が踏ん張った。同点の残り4秒で「勝負を懸けた」と思い切りのいい攻撃を仕掛けて勝ち、増田につないだ。
 エースは勝負強かった。2−4とリードされ、後のない展開から3連続得点で逆転勝ち。「本当に奇跡的。どこを突いたのか分からないのがポイントとなったり、ツキもあった」と増田。期待に応えてチームの勝利を決めると、他選手と抱き合い喜びを爆発させた。
 次の3回戦は4連覇を狙う和歌山が相手だ。大きな壁が立ちはだかるが、松崎は「勝って岡山国体に出てよかったと言える結果を残したい」と一歩も引くつもりはない。38年ぶりの成年男子フルーレ入賞に向け、岡山の騎士たちが意地を見せる。

・フェンシング成年男子フルーレ3回戦敗退 まだ2種目ある(9/11)
成年男子フルーレの岡山は、3回戦で4連覇を果たした和歌山に敗退。トップレベルをそろえた相手に善戦したが及ばず、同種目38年ぶりの入賞はならなかった。
 1番手の松崎はユニバーシアード金メダルの市川と対戦。互角の展開に持ちこんだが、4−5で惜しくも落とした。続く藤田はワールドカップ3位の山口に健闘したものの、2−5で敗れた。藤田は「突くべきところでは突けたが、相手が上だった」と悔しがった。
 全国的に層の厚いフルーレで上位には進めなかった。だが選手兼監督の増田は「まだ他に2種目ある。気持ちを切り替えていきたい」と力を込めた。

・フェンシング少年女子フルーレ 無念の予選敗退(9/11)

・フェンシング成年男子エペ予選リーグ 貫録2回戦進出(9/11)
 圧倒的な勝ちっぷりだった。成年男子エペは昨年覇者の岡山が1回戦で埼玉、宮城を寄せ付けず、2回戦進出。2勝した大賀は「地元でプレッシャーはあったが、大きな声援が力になった」と、喜色満面だった。
 メンバーの状態は良さそうだ。2試合とも、1番手の大賀が先勝して勢いを付け、藤田で勝負を決めた。特に、日本代表経験者を擁する強敵の宮城戦は3―0で快勝。藤田は「この調子なら勝っていける」と、手ごたえを口にする。
 連覇に向けての階段を一つ上った。しかし、監督兼選手の増田は「(連覇は)まったく意識していない。ほかにも強いチームがたくさんある」と、無欲を強調する。2回戦の相手は千葉と沖縄。力を出せば勝ち上がれるだろう。昨年に続く快進撃を期待せずにはいられない。

・フェンシング成年男子エぺ 岡山2連覇 勢いに乗り快挙達成(9/12)
 地元国体で岡山が快挙をやってのけた。成年男子エペで県勢初の2連覇を達成。「よっしゃー」。優勝が決まった瞬間、選手らは歓喜のおたけびを上げ、抱き合い、うれしさで顔をくしゃくしゃにした。「今までの人生で最高の日。本当に信じられない」。大賀は夢心地のようだった。
 決勝は全選手が日本代表の東京。だが岡山の“三銃士”は動じない。1番手の大賀がユニバーシアード金メダルの福田に5―4で競り勝つ。藤田は敗れたが、「1勝1敗で出ていくのが私の仕事」と口にする監督兼選手の増田が、得意のカウンター攻撃主体で岡野に5―2と快勝。福田は「勢いや気持ちで負けていた」と脱帽するしかなかった。
 昨年のエペを制し注目されて臨んだが、増田は「連覇なんてまったく考えていなかった」と言う。確かに東京のように絶対的な力はない。しかし、延長1本勝負で7戦5勝の数字が示すように、3選手ともここぞというときの勝負勘は抜群で、予選から8連勝。精神力の強さで偉業を成し遂げたと言っていいだろう。
 大舞台で金字塔をうち立て、選手のムードは最高潮だ。藤田は「この勢いで最後の種目サーブルも入賞を目指す」。勢いに乗る岡山の活躍が、まだまだ見られそうだ。

・フェンシング成年女子フルーレ 壁は厚かった(9/13)
成年女子フルーレの岡山は、予選リーグ2回戦で敗れた。選手兼監督の光本は「表彰台を夢見てやってきたが、壁は厚かった」。悔し涙がぽろぽろとこぼれていた。
 予選リーグ1回戦を勝ち抜き、2回戦に進出。光本は「勢いがあり、いけると思った」と振り返る。だが強豪の岐阜、大阪戦とも、延長の1本勝負をことごとくものにされ、連敗。姿を消した。
 「ここまで大勢の人に支えてもらってきた。表彰台に立ち、恩返しがしたかった」。浮田は悔やんでも悔やみきれない様子だった。

・フェンシング成年男子サーブル 6年ぶりの入賞逃す 運もなかった(9/13)
3回戦で敗れ、6年ぶりの入賞はならなかった。成年男子サーブルの岡山。「チームの雰囲気がよく、いけると思ったのだが…。悔いが残る」。エースの藤田の目は真っ赤だった。
 出足は好調だった。切れ味鋭い剣さばきを見せる松崎を軸に予選リーグ1、2回戦計5試合を全勝。3回戦(16チーム)で第3シードとなり、埼玉戦に臨んだ。前日にエペを制し、勢いは十分。しかも戦力的に十分戦える相手ということもあり、突破の雰囲気が漂った。だが、思い通りの展開に持ち込めなかった。
 「先制され、自分のペースにならなかった」と、1番手の松崎。3連続失点し、追い上げたものの3−5で敗退した。続く大賀は昨年のインカレ王者に善戦したが、2−5で及ばず、藤田につなぐ前に姿を消した。
 監督兼選手の増田は「2種目入賞といきたかったが、運もなかった。全体的によくやったと思う」と、チームメートをねぎらった。