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原田めぐみ、山形で記者会見

 北京五輪のフェンシング女子エペ代表に決まった山形県南陽市出身の原田めぐみ(山形県体協)が1日、山形市内で記者会見し、「皆さんに支えられて出場権を獲得でき、すごくうれしい」と笑顔で語った。
 2006年11月に左ひざ前十字じん帯を断裂する大けがを負った。手術を経て半年で復帰。4月のアジア・オセアニア最終予選で優勝し、アテネに続いて2大会連続で五輪出場権をつかんだ。「けがをしたときはこれで終わってもいいかなと思ったが、多くの人に支えられていることに気付き、立ち直ることができた」と振り返る。
 故障後は、スピードをつけるため足の構えを変えるなど技術をつくり直した。持ち前の勝負強さは健在で、「わたしは粘り強くやるタイプ。最後の1秒まであきらめずに試合するところを見てほしい」とアピールする。「謙虚な気持ちと感謝の心を忘れず、アテネ五輪の28位を超えたい」と語った。
 5日まで南陽市の実家に滞在し、「お世話になった方々に自転車であいさつ回りしたい」と笑う。その後は6月までワールドカップを転戦し、代表合宿を経て五輪に臨む予定。(河北新報)