北京五輪のフェンシング女子エペ個人で１５位になった原田めぐみ選手（南陽市出身、県体育協会）が帰国して２０日、山形市の県スポーツ会館で記者会見した。同種目の日本勢で過去最高位の成績を残し、「１００％の力を出し切れたので後悔していないが、それでも世界で戦うには力不足」と振り返った。
１回戦は過去２戦とも負けているオーストラリアの選手に快勝。２回戦で初対戦となるルーマニアの強豪に惜敗。相手は銀メダルを獲得した。世界の強豪について「圧倒的に強いけど、紙一重のような気もした」との収穫もあった。
８月中は地元で過ごす予定だ。「（南陽市立）赤湯中学時代に走った土手を走りたい」。原点となった場所で休養した後、４年後のロンドン五輪でベスト８入りを目指す。（朝日山形版）
