フェンシングつれづれ(RENEWAL)

フェンシングつれづれ(はてなダイアリーより移行中)

インターハイ男女個人フルーレ

◇個人対抗 男子フルーレ
優勝 松山恭助(東京・東亜学園
2位 舩本宗一郎(熊本・翔陽)
3位 簾内長仁(秋田・秋田北鷹)
4位 松下大成(香川・三本松)

◇個人対抗 女子フルーレ
優勝 伊藤真希(岐阜・大垣南)
2位 宮脇花綸(東京・慶応女)
3位 狩野愛巳(宮城・仙台三)
4位 眞田玲菜(北海道・札幌大谷

◎けが押し出場思い結実 狩野愛巳(仙台三)
 準決勝で左太ももを痛め、足を引きずった状態で臨んだ3位決定戦。「決勝は自分と同じ1年生同士の対決。どうしても表彰台で並びたかった」という強い思いで臨んだ。
 スタイルを貫き、積極的に攻撃を仕掛けようとしたが、足が思うように動かない。それでも気持ちで前に出た。9−9から4ポイント連取して抜け出し、15−10で制した。「けがをした分、力を抜いて突けた」と話す。
 準決勝後、父である狩野監督は医務室で肉離れの可能性があることを知る。「症状がひどくなれば、試合途中でもストップさせる」。父もまた別の覚悟を持って娘を送り出した。「勝ち負けは頭になかった。終わってホッとした」と、心底安心した表情を見せた。
 決勝トーナメント1回戦がヤマ場だった。相手は昨年の団体戦優勝メンバーで、優勝候補筆頭の柳岡(東京・東亜学園)。「百二十パーセント負ける。だったら思い切りやるだけ」。開き直って攻め続け15−11で勝利。「全て出し切り、体力が残っていなかった」。全身全霊の戦いが準決勝でのけがにつながったのかもしれない。
 父との二人三脚で力を付けてきた娘は「表彰台に立ったライバルたちといつか五輪の団体戦に出てみたい」。大きな目標を掲げた。162センチ、57キロ。宮城県利府町出身。(河北)

 その他、河北には6位となった佐々木諒真(仙台)、R16で宮脇に敗れて3年連続入賞を逃した永瀬夏帆宮城学院)のコメントも。
 他の宮城県
・男子フルーレ:吉田花道(気仙沼)はトーナメント1回戦で佐々木に敗れる。
・男子エペ:木村祐貴(仙台)はトーナメント1回戦で山田優(鳥羽、第一シード)に12−15で敗れる。
・男子サーブル:鈴木尋也(気仙沼)は予選で4敗、落選
・女子エペ:仁木毬乃(仙台)はトーナメント1回戦で冨田真奈(武生)に15−4で勝利
・女子サーブル:元井初音(仙台二)は予選で1勝3敗、落選